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ハック!でAI

同じお題で AI を比べる 第8回

商品画像は AI のどれで作る? 同じ商品写真から 5 モデルで作って比べた

佐々木 航@w_sasakiwith Claude Code読了 約17分
だいだい色のびんの元の商品写真と、5 つのモデルが同じびんで作った、木のテーブルの上・手に持つ場面・秋の飾りの商品画像を、3 枚ずつ 2 段に並べた画像

この記事でわかること

  • 商品の形・色・ラベルが元のままか、15 枚を画素で測った結果
  • 背景の差し替え・手に持つ場面・宣伝用の 1 枚の向き不向き
  • 1 枚の時間とクレジットと、商品画像に使うときの注意

確認した環境: YOBITSUGI AI で各モデルを実行(GPT-Image-2.5 Sunburst・Nano Banana Pro・Nano Banana 2.1・Grok Imagine 2.0・Gen-4 Image)/ 2026年10月14日に確認

手元の商品写真から、通販や SNS に使う商品画像を AI で作るとき、商品の形や色を変えずに作れるのはどれでしょうか。架空のびんの写真と同じ文を 5 つの画像のモデルに渡し、3 つのお題で 1 回ずつ作って比べました。商品の形・色・ラベルの 15 項目をすべて守ったのは、GPT-Image-2.5 Sunburst・Nano Banana Pro・Grok Imagine 2.0・Gen-4 Image の 4 つです。Nano Banana 2.1 は、ふたと丸の灰色が茶色に寄った画像が 2 枚ありました。「画面の左半分を空ける」指示は、5 つとも守れませんでした。

結果の早見

表。GPT-Image-2.5 Sunburst は 8/8・8/8・7/8 で合計 23/24、商品 15/15。Nano Banana Pro も 23/24、商品 15/15。Nano Banana 2.1 は 6/8・8/8・6/8 で 20/24、商品 12/15。Grok Imagine 2.0 は 8/8・8/8・6/8 で 22/24、商品 15/15。Gen-4 Image は 7/8・8/8・7/8 で 22/24、商品 15/15。下に × の内訳: 商品が元のままか 3、お題 3 の余白 5、そのほか 2
お題ごとの「守れた項目の数 / 8 項目」と、そのうち「商品が元のままか」の 5 項目。商品の 15 項目は、4 つのモデルがすべて守った撮影・作図: 編集部
  • 商品が元のままか(15 項目): Nano Banana 2.1 は 12 / 15(灰色が茶色に寄った)、ほかの 4 つは 15 / 15 でした。
  • 場面の指示: 手に持つ場面は、5 つとも 8 項目すべてを守りました。宣伝用の 1 枚は、5 つとも「左半分に物を置かない」を守れませんでした。
  • 元の写真の残し方: 背景の差し替えでは、Gen-4 Image 以外の 4 つが、びんを元と同じ位置・同じ大きさで残しました。Gen-4 Image は描き直しました。
  • 料金と時間: 1 枚あたりの平均で、3.9〜24.4 クレジット、14.3〜27.6 秒でした。

合計の差は 1〜3 項目です。3 つのお題を 1 回ずつ作った結果なので、合計の数で順位は付けていません。どの項目を落としたかで見てください。

比べ方

比べたモデル

モデル 記録に残ったモデルの名前 元の画像の使い方 できた画像
GPT-Image-2.5 Sunburst(OpenAI) gpt-image-2.5-sunburst 元の画像を、文に沿って直す PNG・1024×1024 画素
Nano Banana Pro(Google) gemini-3-pro-image 元の画像を、文に沿って直す JPEG・1024×1024 画素
Nano Banana 2.1(Google) gemini-nano-banana-2.1 元の画像を、文に沿って直す JPEG・1024×1024 画素
Grok Imagine 2.0 grok-imagine-image-2.0 元の画像を、文に沿って直す JPEG・1024×1024 画素
Gen-4 Image(Runway) gen4_image 参考の画像として使い、新しく作る PNG・720×720 画素
  • GPT-Image-2.5 Sunburst: 公式の説明は「画像の生成と編集で、もっとも能力の高いモデル」。OpenAI のガイドは、編集の正確さが大事な作業に Sunburst を選ぶ、としています。
  • Nano Banana Pro と 2.1: Google の説明では、Pro は「もっとも複雑な視覚の作業のための上位の選択肢」、2.1 は Nano Banana 2 の更新版の主力のモデルです。画像と文を渡して、要素を足す・消す・変えられます。
  • Grok Imagine 2.0: Grok の公式ドキュメント(docs.x.ai)は、元の画像と文を渡して編集できると説明しています。
  • Gen-4 Image: Runway の API の説明では、参考の画像を 3 枚まで渡し、文の中で @ と名前で呼べます。Gen-4 の紹介のページには、参考の画像と指示から新しい画像や動画を作れ、場面をまたいで同じ人物・場所・物をそろえられると書かれています。大きさは YOBITSUGI AI の既定の 720×720 画素で作りました(API では 1080×1080 画素なども選べる)。

元にした商品写真

編集部が 3D で作った架空の商品の写真です(800×800 画素・文字とロゴは無し)。だいだい色のびんに、灰色の円柱のふたと、白い帯のラベルがあり、帯の中央に灰色の丸が 1 つあります。胴の幅を 1 としたとき、ふたの幅は 0.47、首の幅は 0.40、全高は 2.28、帯の高さは 0.60、丸の直径は 0.38 で、これを「元のまま」の基準にしました。

お題と、数え方

  • 3 つのお題の文に、どれも「商品の形・色・ラベルは変えないでください」を入れ、5 つのモデルに一字一句そのまま渡しました。大きさは指定せずに既定のままとし、1 枚ずつ順に作りました。
  • 文の中の「@ref1」は、Gen-4 Image で参考の画像を呼ぶ書き方です(YOBITSUGI AI は 1 枚目の参考の画像を ref1 と名付ける)。文をそろえるため、ほかの 4 つにも同じ文で渡しました。
  • チェック項目は、お題ごとに 8 つ、絵を作る前に決めました(合わせて 120 項目)。条件が 2 つ以上ある項目は、全部を満たしたときだけ ○ です。
  • 数えたのは編集部(Claude Code を使用)です。画素の位置と色は、編集部が書いたプログラム(Node.js と画像処理の sharp)で測り、拡大して目で確かめました。

8 つのうち 5 つは、3 つのお題で共通の「商品が元のままか」の項目です。

項目 ○ にする条件
形 ふたの幅・首の幅・全高を胴の幅で割った値が、どれも元の ±10% に入る
色 胴のだいだい色の色あいが元の ±10° に入り、ふたが灰色(彩度 0.30 未満)
白い帯 帯が胴を横切り、帯の高さが元の ±10%、帯の位置が元の ±0.05 に入る
灰色の丸 丸の直径が元の ±10% で、帯の中央にあり、灰色(彩度 0.30 未満)
足された物 商品に文字・ロゴ・模様・部品が足されていない

彩度は色のあざやかさです(0 が灰色)。残りの 3 つは、背景・光・構図の 2 項目と、影や持ち方の見立ての 1 項目です。

3 つのお題の文(全文)
  1. 背景の差し替え: 添付の画像 @ref1 に写っている商品のびんを、そのまま使った商品写真にしてください。商品の形・色・ラベルは変えないでください。変えるのは背景だけです。明るい色の木のテーブルの上に、びんを 1 本だけ、画面の中央に、正面を向けてまっすぐ立てて置きます。びんは、ふたの上から底まで全体が写るようにします。奥には、ぼかした窓があります。朝の光が画面の左から差して、びんの影がテーブルの右側に落ちています。ほかの物は置きません。文字やロゴは足さないでください。
  2. 手に持つ場面: 添付の画像 @ref1 に写っている商品のびんを、そのまま使った写真にしてください。商品の形・色・ラベルは変えないでください。商品を使っている場面の写真にします。架空の人の片手が、このびんを 1 本、胴の下のほうで持っています。びんはまっすぐ立っていて、ラベルは正面を向き、指はラベルにかかっていません。写る人の体は手首から先だけで、顔は写しません。背景は、ぼかした明るい台所です。ほかの商品は写しません。文字やロゴは足さないでください。
  3. 宣伝用の 1 枚: 添付の画像 @ref1 に写っている商品のびんを、そのまま使った宣伝用の写真にしてください。商品の形・色・ラベルは変えないでください。秋の宣伝に使う 1 枚です。びんを 1 本だけ、画面の右寄りに、正面を向けてまっすぐ立てて置きます。びんは、ふたの上から底まで全体が写るようにします。びんの足もとに、もみじの葉を 3 枚と、どんぐりを 2 個置きます。画面の左半分は、あとで文字を入れるための余白にして、物を何も置きません。背景は、ベージュの無地です。文字やロゴは入れないでください。
上の表は商品が元のままかの 5 項目。× は Nano Banana 2.1 の色(お題 1)と灰色の丸(お題 1 と 3)だけ。下の表は背景・光・構図と見立ての 9 列。× は 5 つのモデルのお題 3 の余白、Grok Imagine 2.0 のお題 3 の飾り、Gen-4 Image のお題 1 の背景・影
120 項目の ○ と ×。上の表の印は、左からお題 1・2・3撮影・作図: 編集部

お題ごとの結果

お題 1: 背景の差し替え

元の商品写真と 5 枚。どの絵も、明るい木のテーブルの上の中央に、だいだい色のびんが 1 本立ち、奥にぼけた窓がある。GPT-Image-2.5 Sunburst・Nano Banana Pro・Grok Imagine 2.0 は 8/8、Nano Banana 2.1 は 6/8(ふたと丸の色)、Gen-4 Image は 7/8(右へ伸びる影が無い)。下に、渡した文
お題 1(背景の差し替え)の結果。左上が元の商品写真(絵は画像生成 AI の出力)撮影・作図: 編集部
  • Gen-4 Image 以外の 4 つは、びんを元の写真のまま残し、背景を替えました。元の写真を同じ大きさにして重ねると、ふた・帯・丸の位置のずれは最大 2.4 画素でした。
  • Gen-4 Image は、少し上から見た角度でびんを描き直しました。右へ伸びる影は無く、うすい影がびんの手前にあるので、「影がテーブルの右側に落ちる」を × にしました。この条件は絵を作る前に決めていたもので、ほかの 4 枚は、どれも影がびんの右へ伸びていました。
  • Nano Banana 2.1 は、ふたと丸の灰色が茶色に寄りました(彩度 0.34 と 0.39。元は 0.08 と 0.07)。

お題 2: 手に持つ場面

元の商品写真と 5 枚。どの絵も、明るい台所を背景に、片手がだいだい色のびんを持っている。ラベルは正面を向き、指は帯の面にかかっていない。5 枚とも 8/8・商品 5/5。下に、渡した文
お題 2(手に持つ場面)の結果。5 つとも 8 項目すべてを守った(絵は画像生成 AI の出力)撮影・作図: 編集部
  • Nano Banana Pro・Nano Banana 2.1・Grok Imagine 2.0 は、びんを元の位置に残して、手と台所を描き足しました(ずれは最大 3.6 画素)。GPT-Image-2.5 Sunburst はびんを 0.84 倍にして動かし、Gen-4 Image は描き直しました。
5 枚の手の拡大。GPT-Image-2.5 Sunburst は親指が右、4 本の指が左。ほかの 4 枚は親指が左。Gen-4 Image は手のひらにびんを乗せた持ち方で、びんの右に淡い形(1)、その下に透けたような小さな形(2)があり、赤い点線で囲んである。右の囲みに、1 と 2 を × にすると Gen-4 Image は 21/24 と書いてある
お題 2 の手の拡大。はっきり指と分かる形は、5 枚とも 5 本だった。Gen-4 Image の 1 と 2 は、見立てで ○ にした(絵は画像生成 AI の出力)撮影・作図: 編集部
  • はっきり指と分かる形は、5 枚とも 5 本でした。指は、白い帯の面と丸に重なっていません。
  • Gen-4 Image の手には、びんの右に、指とも手のひらとも決めにくい淡い形(図の 1)と、透けたような小さな形(図の 2)があります。指の項目には当たらないと見て ○ にしました。絵を見てから決めた判定で、× にすると Gen-4 Image は 21/24 です。
  • 「胴の下のほうで持つ」に対し、5 枚とも帯の高さを持っていました(項目には入れていません)。

お題 3: 宣伝用の 1 枚

元の商品写真と 5 枚。どの絵も、ベージュの無地の背景で、びんが右寄りに立ち、足もとにもみじの葉とどんぐりがある。GPT-Image-2.5 Sunburst・Nano Banana Pro・Gen-4 Image は 7/8、Nano Banana 2.1 と Grok Imagine 2.0 は 6/8。下に、渡した文
お題 3(宣伝用の 1 枚)の結果。5 つとも、左半分に葉が入った(絵は画像生成 AI の出力)撮影・作図: 編集部
  • 5 つとも、びんを右寄り(中心が幅の 69〜73% の所)に置き、背景をベージュの無地にしました。
  • 「左半分には物を何も置かない」は、5 つとも守れませんでした。葉が左半分に入り、何も無いのは左から 31〜41% まででした。
  • 飾りの数は、Grok Imagine 2.0 だけ葉が 4 枚でした。Nano Banana 2.1 は、丸の彩度が 0.32 で、線の 0.30 を少し超えました。ふたは 0.29 で、線の内でした。

商品は元のままだったか

6 行 3 列の拡大。元の商品写真は白い帯に灰色の丸。15 枚とも、帯と丸の形と位置は同じ。お題 1 の Nano Banana Pro・Nano Banana 2.1・Gen-4 Image は、帯がベージュに寄っている。Nano Banana 2.1 のお題 1 と 3 は、丸が茶色寄りで、赤い枠が付いている
ラベルの部分の拡大。元の写真と 15 枚を、同じ決め方で切り出して並べた。四角はその部分の色の中央値(絵は画像生成 AI の出力)撮影・作図: 編集部
  • 形: 比率は 15 枚とも元の ±10% に入りました。いちばん大きな差は、Gen-4 Image のお題 2 の全高(元より 6.1% 小さい)です。元の写真と胴の幅をそろえて並べると、この 1 枚は肩から下が元より短く、帯と丸が少し上に見えます。ほかの 14 枚では、ふた・肩・帯・底の高さに、目で見て分かる違いはありませんでした(編集部の見立て。Gen-4 Image のお題 1 は、見る角度が変わっています)。
  • 足された物: 15 枚とも、商品に文字・ロゴ・模様・部品は足されていませんでした。
  • 色: 胴の色あいは 15 枚とも 19〜27°(元は 20〜22°)。ふたと丸の彩度が 0.30 を超えたのは、Nano Banana 2.1 の 3 か所だけでした。
  • 帯の色(項目の外): お題 1 の Nano Banana Pro・Nano Banana 2.1・Gen-4 Image は、白い帯がベージュに寄りました。編集部の見立てでは、朝の光の色が商品にも乗った見え方です。
上の表は、元の値(ふた 0.47・首 0.40・全高 2.28・帯 0.60・丸 0.38)と、○ にした幅、5 つのモデルの 3 枚の最小〜最大。どれも幅の内。下の表は、お題 1 で GPT-Image-2.5 Sunburst・Nano Banana Pro・Nano Banana 2.1・Grok Imagine 2.0 が同じ位置・同じ大きさ、Gen-4 Image は 0.94 倍。お題 2 は Nano Banana Pro・2.1・Grok Imagine 2.0 が同じ位置、GPT-Image-2.5 Sunburst は 0.84 倍、Gen-4 Image は 1.04 倍
測った値。比率は胴の幅を 1 とした値。下の表は、元の写真と重ねたときの、びんの位置と大きさ撮影・作図: 編集部
6 枚の拡大。Nano Banana 2.1 のお題 1 のふた(彩度 0.34)と丸(0.39)、お題 3 の丸(0.32)。Gen-4 Image のお題 1 の影は、びんの手前にうすく落ちている。Grok Imagine 2.0 のお題 3 の葉は 1 から 4 の番号。お題 3 の余白は、画面の中央の赤い点線より左に葉が入っている
× を付けた 10 か所の拡大。番号と赤い点線は編集部が付けた(絵は画像生成 AI の出力)撮影・作図: 編集部

時間とクレジット

上の棒グラフはクレジットの平均。GPT-Image-2.5 Sunburst 3.9、Nano Banana Pro 24.4、Nano Banana 2.1 7.3、Grok Imagine 2.0 12.3、Gen-4 Image 8.8。下の点のグラフは時間。平均は 19.9 秒・19.2 秒・17.2 秒・14.3 秒・27.6 秒
1 枚あたりのクレジットと時間。15 枚の合計は 170.1 クレジット撮影・作図: 編集部
  • 1 枚のクレジットは、GPT-Image-2.5 Sunburst 3.9、Nano Banana Pro 24.4、Nano Banana 2.1 7.3(6.8〜7.7)、Grok Imagine 2.0 12.3、Gen-4 Image 8.8 でした。15 枚で 170.1 クレジットです。
  • 同じ連載の「GPT-Image-2.5 と Nano Banana Pro、どっちがいい? 同じ 10 のお題で描き比べた」で、文だけから作ったときは、GPT-Image-2.5 Sunburst(品質 medium)が 1.9〜2.4 クレジットでした。OpenAI の料金の表では、画像の入力にも単価があります。Grok の公式ドキュメント(docs.x.ai)も、編集では元の画像と作った画像の両方に料金がかかる、としています。
  • 時間は、頼んでから画像が保存されるまでの秒数です。平均は Grok Imagine 2.0 の 14.3 秒から、Gen-4 Image の 27.6 秒まででした。

使い分けの目安

今回の 3 つのお題を 1 回ずつ作った結果からの目安です。

表。背景だけを替えて商品を元の写真のまま残すなら、GPT-Image-2.5 Sunburst・Nano Banana Pro・Nano Banana 2.1・Grok Imagine 2.0 はびんを同じ位置・同じ大きさに残し、Gen-4 Image は描き直した。商品の色は、ふたと丸の灰色が Nano Banana 2.1 の 2 枚で茶色に寄り、白い帯はお題 1 で 3 つがベージュに寄った。手に持つ場面は 5 つとも 8 項目を守った(Gen-4 Image の手の淡い形は見立てで ○)。余白は 5 つとも左から 31〜41%。料金は 3.9〜24.4 クレジット
商品画像での使い分けの目安。今回の 15 枚の結果から撮影・作図: 編集部
  • 元の写真の商品をそのまま使う: GPT-Image-2.5 Sunburst・Nano Banana Pro・Grok Imagine 2.0 は、「商品が元のままか」の 15 項目をすべて守り、お題 1 ではびんの位置と大きさも元のままでした。料金は 3.9・24.4・12.3 クレジットです。
  • Nano Banana 2.1: 形は元のままでしたが、灰色が茶色に寄った画像が 2 枚ありました。色が大事な商品は、元の写真と見比べてから使います。
  • Gen-4 Image: 「商品が元のままか」の 15 項目はすべて守りましたが、びんは角度や大きさを変えて描き直しました。編集部の見立てでは、同じ商品で別の構図を作るときに合う動き方です。
  • 文字の余白: 5 つとも「左半分」は空きませんでした(下の「構図の指示は、できた画像で確かめる」)。

商品画像に使うときに気をつけること

構図の指示は、できた画像で確かめる

「画面の左半分は、あとで文字を入れるための余白にして、物を何も置きません」と指示しても、今回は 5 つとも左半分に葉が入りました。何も無いのは、左から 31〜41% まででした。文字を重ねる場所が要るときは、できた画像で余白の広さを確かめてから使ってください。

実物と違って見えないか確かめる

消費者庁の説明では、商品の品質や規格などを、実際のものよりも著しく優良であると示す表示は、景品表示法の「優良誤認表示」として禁止されています。誤って表示した場合も規制の対象になる、とも説明されています。AI で作った画像が実物と違って見えると、これにあたるおそれがあります。あたるかどうかの最終の判断は、専門家に確かめてください。今回も、灰色が茶色に、白がベージュに寄った画像がありました。使う前に、元の写真と色や形を見比べてください。

作った画像を使ってよいか

各社の利用の決まりのうち、今回、公式のページで確かめられたことです(2026年10月14日)。

  • Google: Gemini API の追加の利用規約は、生成したコンテンツの所有権を主張しない、その使い方には利用者が責任を負う、としています。
  • Runway: 利用規約は、入力と出力の所有権を主張せず、決まりを守る限り出力の商用の利用を制限しない、としています。入力と出力が学習などに使われることがある、とも書かれています。
  • Grok: API の規約(Terms of Service - Enterprise)には、出力の権利は利用者のものとする趣旨があります。公式ドキュメント(docs.x.ai)は、作った画像や動画は学習に使われないと説明しています。
  • OpenAI: 利用規約のページは、今回は編集部の環境から開けなかったため、書いていません。

サービスを通して使うときは、そのサービスの決まりも確かめます。商品を出す場(通販のモールなど)の画像の決まりも、それぞれの公式のページで確かめてください。

AI で作ったことを示す情報

  • 今回の 15 枚は、どのファイルにも C2PA(画像の出所を記録する規格)の情報が入っていて、「生成 AI で作った」を表す trainedAlgorithmicMedia(IPTC の用語)が書かれていました。編集部のプログラムで、ファイルの中にこれらの記録の文字があるかを調べたもので、署名が正しいかどうかは確かめていません。
  • Google の説明では、Nano Banana で作った画像には、すべて SynthID の電子透かしが入ります。OpenAI の説明では、OpenAI の出所の印として、C2PA の情報(画像)と SynthID の透かしがあります(すべての出力に入るとは限らない)。
  • OpenAI の説明では、圧縮・切り抜き・形式の変換などで、これらの印は消えたり弱まったりすることがあります。目に見える透かしや表示とは別のもの、とも書かれています。

まとめ

  • 今回の 3 つのお題・1 回ずつでは、15 枚とも、びんの形と帯・丸の大きさは元の ±10% に収まりました。「商品が元のままか」の 15 項目は、Nano Banana 2.1 以外の 4 つがすべて守りました。
  • 背景の差し替えでびんを元の写真のまま残したのは、Gen-4 Image 以外の 4 つでした。「左半分を空ける」指示は、5 つとも守れませんでした。
  • どれも 1 回ずつの結果です。自分の商品写真で作り、元の写真と色や形を見比べてから使ってください。

参考にした公式の情報

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執筆者

佐々木 航@w_sasaki

with Claude Code

プロフィール

株式会社Game 代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

この記事は、Claude Code を使って執筆しました。画面の画像は、検証環境で実際に操作して撮影したものです(引用の画像は出典を記載しています)。内容の誤りはお問い合わせからお知らせください。

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