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ハック!でAI

Claude Code 入門 第7回

CLAUDE.md でルールを覚えさせる(/init・/memory)

ハック!でAI編集部AIにより執筆読了 約8分
Claude Code で /init を実行し、CLAUDE.md を作ったときの画面

この記事でわかること

  • CLAUDE.md の役割と、置く場所による違い
  • /init で CLAUDE.md を作り、中身を確かめる手順
  • /memory での編集と、ルールを足すときの頼み方

確認した環境: Claude Code 2.1.296 / 撮影は Linux のターミナル / 2026年10月11日に確認

CLAUDE.md は、Claude Code が会話を始めるたびに読む、指示を書いておくファイルです。この記事では、/init で CLAUDE.md を作り、/memory で確かめる手順を、編集部の検証環境の画面で説明します。

CLAUDE.md とは

Claude Code には、会話をまたいで知識を持ち越すしくみが 2 つあります。

しくみ 書く人 中身の例
CLAUDE.md あなた プロジェクトの説明、動かし方や確かめ方のコマンド、守ってほしいルール
auto memory Claude あなたの好み、受けた指摘、進めている作業などのメモ

どちらも、会話を始めるたびに読み込まれます。Claude が同じ間違いを 2 回したら CLAUDE.md に書く、というのが公式の使い分けの目安です。

置く場所で、効く範囲が変わる

CLAUDE.md は、置く場所によって効く範囲が変わります。

置く場所 効く範囲 主な用途
./CLAUDE.md または ./.claude/CLAUDE.md そのプロジェクト(Git で共有すればチーム全員) チームで共有する指示
./CLAUDE.local.md 自分だけ・そのプロジェクトだけ 個人の設定(.gitignore に入れて共有しない)
~/.claude/CLAUDE.md 自分の全プロジェクト 個人の好み

このほかに、組織の IT 部門が管理する場所もあります。起動したフォルダとその上の階層にある CLAUDE.md は、起動したときに読み込まれます。下の階層のフォルダにあるものは、Claude がそのフォルダのファイルを扱うときに読み込まれます。複数あるときは、上書きではなく、つなげて読まれます。

/init で CLAUDE.md を作る

/init は、プロジェクトのファイルを調べて、CLAUDE.md を作るコマンドです。すでに CLAUDE.md があるときは、上書きせずに、よくするための案を出します。

編集部では、やることリストのアプリ(todo-app)のフォルダで /init を使いました。

  1. プロジェクトのフォルダで Claude Code を起動する

    CLAUDE.md を作りたいプロジェクトのフォルダに移動してから、claude で起動します。

  2. /init と入力して Enter を押す

    /init と入力すると、上にコマンドの候補と説明が表示されます。

    入力欄に /init と入力され、その上に /init Initialize a new CLAUDE.md file with codebase documentation という候補が表示されている
    /init を入力したところ。① 入力した /init ② 候補の説明「Initialize a new CLAUDE.md file with codebase documentation」撮影・作図: 編集部
  3. できあがりの報告を読む

    Claude Code がプロジェクトを調べて、CLAUDE.md を書き込みます。編集部の環境では 16 秒で終わりました。

    CLAUDE.md の先頭の数行と … +27 lines の表示のあとに「CLAUDE.md を作りました。中身は日本語で、次のことを書いています。」という報告があり、実行・確認、構成、守ることの説明が続いている
    CLAUDE.md ができたときの画面。① 書き込んだ内容の一部 ② 作ったという報告 ③ 直した不具合をルールとして入れたという説明撮影・作図: 編集部

    ③のように、同じ会話の中で直した 2 つの不具合が、繰り返さないためのルールとして入りました。報告の最後には「まだコミットしていないので、必要なら言ってください」とあります。CLAUDE.md をチームで共有するときは、Git にコミットします。

できた CLAUDE.md の中身

編集部の環境でできた CLAUDE.md です(1 行目の「# CLAUDE.md」という見出しは省いています)。

Markdown
This file provides guidance to Claude Code (claude.ai/code) when working with code in this repository.

## 概要

ブラウザで動くシンプルなやることリスト。素の HTML / CSS / JavaScript だけでできていて、ビルド、パッケージ管理(package.json)、テスト、リンターはない。

## 実行・確認

- `index.html` をブラウザで直接開けば動く(サーバーは不要)。
- 動作確認はブラウザで手作業で行う。自動テストはない。
- JS の文法チェックだけなら `node --check app.js`。

## 構成

- `index.html`:画面の骨組み。`app.js` が使う要素の id(`form`, `input`, `list`, `count`)はここで定義している。id を変えるときは両方のファイルを直す。
- `app.js`:処理はすべてこのファイルにある。
  - 状態は配列 `todos`(`{ text, done }` の並び)だけ。
  - 変更したら必ず `save()`(localStorage のキー `"todos"` に JSON で保存)→ `render()`(リストを全部作り直す)の順に呼ぶ。
  - 各項目のイベント処理は、配列の添字 `i` で `todos` を指す。描画のたびに作り直しているので、添字がずれることはない。
- `style.css`:完了した項目は `li.done` クラスで取り消し線を付ける。`li > label > (checkbox + テキスト)`, `button` という DOM 構造を前提にしている。

## 守ること

- 入力した文字を表示するときは `innerHTML` を使わず、`textContent` やテキストノードで入れる(HTML として解釈させない)。
- 項目は前後の空白を取り除いてから追加し、空なら追加しない。
- localStorage の保存形式を変えるときは、すでに保存されているデータが読み込めなくならないよう注意する。
- 画面の文言とコードのコメントは日本語で書く。

「概要」「実行・確認」「構成」「守ること」の 4 つに分かれています。「守ること」の最初の 2 つが、直した不具合から作られたルールです。

/init で作った CLAUDE.md は、使う前に一度読んで確かめます。公式の書き方の目安は次のとおりです。

  • 1 つのファイルは 200 行未満にする
  • 具体的に書く(「きちんと整形する」ではなく「字下げは空白 2 つ」のように)
  • 見出しと箇条書きで整理する
  • 食い違うルールを残さない

/memory で確かめる・直す

/memory と入力すると、Memory の画面が開きます。

Memory の画面に Auto-memory true、Project instructions Checked in at ./CLAUDE.md、User instructions Saved in ~/.claude/CLAUDE.md、Open auto-memory folder が並んでいる
/memory の画面。① auto memory を使うかどうか ② プロジェクトの CLAUDE.md と、自分用の CLAUDE.md ③ auto memory のフォルダを開く撮影・作図: 編集部
  • ①Auto-memory: auto memory を使うかどうかです。編集部の環境では true(使う)でした。
  • ②Project instructions・User instructions: プロジェクトの CLAUDE.md(./CLAUDE.md)と、自分用の CLAUDE.md(~/.claude/CLAUDE.md)です。選んで Enter を押すと、そのファイルを編集できます。ファイルがなければ作られます。
  • ③Open auto-memory folder: auto memory の保存先のフォルダを開きます。

何もせずに閉じるときは Esc を押します。どの CLAUDE.md が読み込まれているかは、/context の「Memory files」でも確かめられます。

ルールを足すときは、頼むか /memory で(「#」は使えません)

以前の Claude Code には、入力の先頭に「#」を付けてメモを足す方法がありました。この方法は、v2.0.70(2025年12月)でなくなりました。いまは、入力の先頭の「#」に特別な働きはありません。

ルールを足すときは、次のどちらかを使います。

  • Claude に頼む: 「〜を CLAUDE.md に追加してください」と頼むと、Claude が CLAUDE.md を書き換えます。
  • 自分で書く: /memory から CLAUDE.md を開いて、自分で書き足します。

たとえば、次のように頼みます。

テキスト
コミットのメッセージは日本語で書く、というルールを CLAUDE.md に追加してください

「覚えておいて」のように頼んだときは、CLAUDE.md ではなく auto memory に保存されます。チームで共有したいルールは、CLAUDE.md に入れるよう頼みます。

auto memory のくわしいこと
  • 自分のパソコンで使う会話では、最初からオンになっています。
  • 保存先は ~/.claude/projects/<プロジェクト>/memory/ です。同じ Git のリポジトリなら、サブフォルダで起動しても同じ場所を使います。
  • MEMORY.md が目次で、会話のたびに最初の 200 行(または 25KB)が読み込まれます。個別のメモは、必要なときに読まれます。
  • そのパソコンの中だけで使われ、ほかのパソコンやクラウドとは共有されません。
  • 止めるときは、/memory の Auto-memory を切り替えるか、設定のファイルに "autoMemoryEnabled": false と書きます。
CLAUDE.md が長くなったとき
  • @path/to/import のように書くと、別のファイルを取り込めます(4 段まで)。プロジェクトの外のファイルを取り込むときは、初回に確認が出ます。
  • .claude/rules/ に、話題ごとのルールのファイル(*.md)を置けます。特定のファイルを扱うときだけ読み込ませることもできます。

次の回では、よく使うコマンドとキー操作をまとめて紹介します。

参考にした公式の情報

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この記事は、ハック!でAI編集部が AI を使って執筆しました。画面の画像は、編集部の検証環境で実際に操作して撮影したものです(引用の画像は出典を記載しています)。内容の誤りはお問い合わせからお知らせください。

連載

Claude Code 入門
全 12 回の目次
  1. 1Claude Code とは? できること・使える場所・料金
  2. 2Claude Code をインストールする(Mac・Windows・Linux)
  3. 3Claude Code を初めて起動する(テーマ・ログイン・フォルダの信頼)
  4. 4Claude Code に最初の質問をする(@ でファイルを指定)
  5. 5Claude Code にファイルを直してもらう(変更の確認と許可)
  6. 6権限モードを使い分ける(auto・manual・accept edits・plan)
  7. 7CLAUDE.md でルールを覚えさせる(/init・/memory)(この記事)
  8. 8よく使うコマンドとキー操作
  9. 9Git と組み合わせる(コミットを頼む・「!」でコマンド)
  10. 10Claude Code を VS Code で使う(拡張機能)
  11. 11画面の画像を渡して Claude Code に直してもらう
  12. 12Claude Code がうまく動かないときの対処