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ハック!でAI

プロジェクトごとに軽い管理の仕組みを作る 仕様書とボードの実例

ハック!でAI編集部AIにより執筆読了 約19分
見本のボードの画面。決めていないこと 2、確認待ちの案 4、決まったがまだ作っていないこと 2、確かめたこと 3、ユーザーの指示 6 のタイルが並ぶ

この記事でわかること

  • サービスの標準の区分と、プロジェクトで要る区分のずれ
  • 仕様書とボードに、AI が ID つきで記録する流れ
  • プロジェクトの種類ごとの合う形と、料金の比べ方

確認した環境: Jira・Backlog・Notion・Asana・Trello・GitHub・Redmine の公式の料金ページとヘルプ / デジタル庁の標準ガイドライン群・スクラムガイド・カンバンガイド / 編集部(株式会社Game)の社内の記録 / 2026年10月12日に確認

数か月から年単位で続くプロジェクトでは、決めたこと・決めていないこと・だれの番かを残す仕組みが欠かせません。この記事では、既存のサービスの決まりに仕事を合わせるのではなく、プロジェクトに合わせて軽い管理の仕組みを作る方法を、編集部の実例と公式の料金で説明します。

管理の決まりが合わないと、何が起きるか

プロジェクトが長くなると、次の 3 つが分かりにくくなります。何が決まったか。何がまだ決まっていないか。次に動くのはだれか。

編集部の運営会社では、AI(Claude Code)に頼んで、Web のサービスや社内の道具を作っています。その中で、実際に次の 3 つが起きました。

1 指示が会話に散らばった(2026年10月1日)、2 AI の案が決定に混ざった(17 件)、3 置き場所が分からなくなった(4 か所を探した)の 3 つの枠。それぞれの下に、指示は作る前に資料へ ID つきで書く、決定と AI の案を別の場所に分ける、プロジェクトごとに資料とリンクを 1 か所にまとめる、と書かれている
管理の決まりが合わないときに、編集部の運営会社で起きた 3 つのこと。下の緑の枠は、そのあとに決めたこと撮影・作図: 編集部
  • 指示が会話に散らばった: 画面の見本を何度も直すうちに、細かい指示が AI との会話の中に散らばりました。
  • AI の案が「決定」に混ざった: 資料を整理すると、AI が補った細部を「決定」として書いていた項目が 17 件ありました。
  • 置き場所が分からなくなった: ある案件の、提出する書類を管理するページの場所を思い出せず、4 か所を探しました。

3 つとも、記録する場所と区分が、仕事の進め方に合っていませんでした。次の節で、既存のサービスの区分と比べます。

既存のサービスの決まりに合わせるとき

プロジェクト管理のサービスは、課題(やること)を分ける型を持っています。たとえば Backlog では、プロジェクトを作った直後に、種別の基本セット(バグ・タスク・要望・その他)と、標準の 4 つの状態(未対応・処理中・処理済み・完了)が用意されています(公式のヘルプ)。

左はサービスの標準の例で、種別の基本セットはバグ・タスク・要望・その他、状態は未対応・処理中・処理済み・完了。自分で足せるものとして、種別は自由、状態は有料プランで 8 個まで、独自の項目はプレミアムプラン以上、ガントチャートはスタンダードプラン以上。右は編集部の運営会社で要った区分で、決定・AI の案・決めていないこと・確かめたこと・指示の記録、当社作業・並行作業・貴社ご対応事項と状態の滞留、未・仮・持ち帰り・確定、数種類の書類の時期ごとの提出状況
サービスの標準の区分(例: Backlog)と、編集部の運営会社のプロジェクトで要った区分。足せる範囲は、サービスとプランで決まる撮影・作図: 編集部

型があると、申し込んだ日から始められます。チームの全員が、同じ言葉で進み具合を話せます。一方で、プロジェクトで要る区分が型と違うときは、次のようになります。

  • 区分を足す: 足せる範囲は、サービスとプランで決まります。Backlog では、状態の追加は有料プランで 1 プロジェクト 8 個まで、独自の項目(カスタム属性)はプレミアムプラン以上です。Trello の独自の項目(カスタムフィールド)は Standard から、Asana は Starter からです。Jira は、ワークフロー(状態の流れ)の変更と独自の項目が、無料のプランにもあります。
  • 標準の区分は残る: Backlog の標準の 4 つの状態は、名前の変更・並び替え・削除ができません。「未対応」の前と「完了」の後にも、状態を足せません。
  • 型に入らない記録は、別の欄に書く: 「ユーザーが送った文そのまま」や「確かめた結果」のような記録は、課題の説明・コメント・ドキュメントの欄に分けて書くことになります。

どちらが良い・悪いという話ではありません。編集部の運営会社の代表は、中長期のプロジェクトでは管理が欠かせないが、既存のサービスの決まりに合わせるより、プロジェクトに合わせた軽い仕組みを作るほうが合うことがある、と考えています。次の節から、その実例を説明します。

編集部の軽い仕組み: 仕様書とボード

編集部の運営会社では、2026年10月1日から、AI と進めるプロジェクトごとに「仕様書」と「ボード」の 2 つの資料を作っています。どちらも、ブラウザで開く 1 枚の Web ページです。

左は仕様書で、B-03 から B-05 の行と、もとになった指示 I-04・I-05。右はボードで、Q- 決めていないこと、P- 確認待ちの案、B- 決まったがまだ作っていないこと、V- 確かめたこと、I- 指示の記録、変更の履歴の 6 つの欄。あいだに、OK が出た案は仕様書へ移す矢印。下に、ID は振り直さない、AI は自分で決定にしない、数は札や行から数える、の 3 つの決まり
仕様書とボードの全体。決まったことは仕様書に、それ以外はボードに書き、ID のリンクで行き来する撮影・作図: 編集部

仕様書には、決定した「やること」だけを書く

備品の貸し出しアプリ(見本) 仕様書(決定したやること)の画面。赤枠 1 は「決定したやることだけを書きます。作り方は書きません」という説明。赤枠 2 は B-04「借りるときに、返す予定の日を選ぶ」と出どころ I-04 の行
見本の仕様書(架空の「備品の貸し出しアプリ」)。1 は書き方の決まり、2 は 1 行ぶんの記録撮影・作図: 編集部
  • 表は「ID・やること・出どころ」の 3 列です(赤枠 2)。出どころの I-04 は、もとになった指示の番号です。押すと、ボードのその行が開きます。
  • 状態の欄はありません。進み具合は、ボードで見ます。
  • 作り方(使う部品や関数の名前)は書きません。書くのは「何を作るか」です(赤枠 1)。

ボードには、それ以外のすべてを置く

備品の貸し出しアプリ(見本) ボードの画面。赤枠 1 は、決めていないこと 2、確認待ちの案 4、決まったがまだ作っていないこと 2、確かめたこと 3、ユーザーの指示 6 のタイル。赤枠 2 は P-01 の札で、仕様へ OK が押されている。赤枠 3 は P-02 の札で、直したいが押され、「3 日ごとは多いので、1 週間ごとにしたい」とメモがある
見本のボード。1 は欄ごとの数、2 は「仕様へ OK」を押した札、3 は「直したい」を押してメモを書いた札撮影・作図: 編集部

ボードの欄は、次の 6 つです。

欄 ID の頭 置くもの
決めていないこと Q- ユーザーに決めてもらうこと。決まったら仕様書へ移す
確認待ちの案 P- 指示を形にするときに AI が補った細部と、AI から出した案
決まったが、まだ作っていないこと 仕様書の ID 仕様書にあって、まだ無いもの。作ったら外す
確かめたこと V- 実際に動かして確かめたことと、結果・日付
指示の記録 I- ユーザーの発言を、指示ごとに分けたもの
変更の履歴 なし いつ、何を足したか・直したか

確認待ちの案の札には、「仕様へ OK」と「直したい」のボタンがあります。押すと、すぐに保存されます(赤枠 2・3)。OK の札は、AI が仕様書へ移して、ボードから外します。「直したい」の札は、メモを読んで AI が直し、もう一度見てもらいます。

ID の頭の文字は、プロジェクトごとに決めます。見本の仕様書は B-、このメディアの仕様書は H- です。章ごとに頭の文字を変えているプロジェクトもあります。

発言に ID を付けて残す

指示の記録の表。赤枠 1 は発言 1(10/6)の送った文「備品の貸し出しをスマホでできるようにしたい。ログインはいつもの会社のアカウントで。総務が、いま誰が何を借りているかを見られるようにしてほしい」。赤枠 2 は I-03「総務が、いまだれが何を借りているかを見られる」と、そこから決めた B-06・P-03・Q-02
見本のボードの「指示の記録」。1 はユーザーが送った文、2 は指示の 1 つと、そこから決めたことへのリンク撮影・作図: 編集部
  • ユーザーが送った文を、そのまま残します(赤枠 1)。
  • 1 つの発言に指示がいくつもあれば、指示ごとに分けて I-01・I-02 のように番号を付けます。
  • 各指示から決めたこと(仕様・案・未決)を、リンクで結びます(赤枠 2)。緑の ID は仕様書、黄色の ID はボードにあります。

こうしておくと、「なぜこう作ったのか」を、仕様の行から指示へ、指示から送った文へとたどれます。

AI が記録を書く流れ

Claude Code の公式のドキュメントには、Claude Code は「reads your codebase, edits files, runs commands」(コードを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行する)道具だと書かれています。編集部では、この力を記録にも使っています。仕様書とボードのもとになるデータと、そこから 2 枚のページを作る台本(プログラム)を、AI に書いてもらいました。AI は、指示を受けるたびにデータを書き換え、台本を動かしてページを作り直します。Claude Code のあらましは、Claude Code とは?で説明しています。

1 ユーザーが話す、2 発言を指示ごとに分けて I- を付ける、3 決まったこと B-・AI の案 P-・未決 Q- の 3 つに分けて書く、4 作る、5 確かめて V- に書く、6 変更の履歴に 1 行足す、の流れ。右に、ユーザーがすること、AI が守る決まり、実際に起きたことの 3 つの枠
AI が記録を書く流れ。左は 1 回の指示で AI がすること、右はユーザーがすること・AI が守る決まり・実際に起きたこと撮影・作図: 編集部
  1. ユーザーが話す

    ふつうの言葉で頼みます。書式は決めていません。

  2. AI が発言を指示ごとに分けて、番号を付ける

    送った文もそのまま残します。

  3. 3 つに分けて書く

    ユーザーの言葉で決まったことは、仕様書に ID を付けて足します。同時に、ボードの「まだ作っていないこと」に札を足します。AI が補った細部は「確認待ちの案」へ、決めていないことは「決めていないこと」へ書きます。

  4. 作る

    確認待ちの案の部分は、仮のまま作ります。

  5. 確かめて、結果を書く

    実際に動かして確かめたことを「確かめたこと」に書き、「まだ作っていないこと」の札を外します。

  6. 変更の履歴に 1 行足す

このメディア自身のボードにも、同じ流れの記録があります。2026年10月12日の、9 つの題を調べて書いて載せること、ビジュアルをできる限り多く用意することを頼んだ発言は、I-15 と I-16 に分かれました。そこから仕様の H-17・H-18 ができ、載せたあとに V-12(記事の検査で NG が 0 だったことなど)が書かれています。

AI が守る決まりは、次の 4 つです。

  • 指示は、作る前に書く。
  • AI が補った細部や AI の案を、AI が自分で「決定」にしない。
  • ID は振り直さない。取り消したものは、消さずに「取り消したこと」の欄へ移す。
  • 書き換える直前に読み直し、変わる所だけを書く。

12 のプロジェクトで、記録は何件になったか

編集部の運営会社では、10月1日から 12日までに、12 のプロジェクトでこの形を使いました。どれも自社のサービス・メディア・社内の道具で、取引先との案件は入っていません。

12 のプロジェクトの表。列は、決定(仕様)、AI の案(確認待ち)、決めていないこと、確かめたこと、指示の記録。いちばん多い AI のサービスは 265・250・71・111・233。いちばん少ない開発環境の管理は 5・10・0・5・5。合計は 904・781・137・205・720
12 のプロジェクトの仕様書とボードの記録の数(2026年10月12日の朝の時点)。棒は、列ごとにいちばん多いプロジェクトを基準にした長さ撮影・作図: 編集部
  • 合計は、決定が 904 件、AI の案(確認待ち)が 781 件、決めていないことが 137 件、確かめたことが 205 件、指示の記録が 720 件でした。
  • AI の案は、決定に近い数があります。分けて書いていなければ、この 781 件は決定と見分けがつきません。
  • 欄は、プロジェクトごとに違います。「取り消したこと」「見本の見る場所」「カテゴリの分け方」「作り方のメモ(AI の判断で、仕様ではないもの)」を足したボードがあります。「確かめたこと」の欄が無いボードもあります。
  • 資料の数も違います。方針を書いた「企画」を足して 3 つにしたプロジェクトと、決まったことと案を 1 枚にまとめたプロジェクトがあります。

プロジェクトの種類で、合う形は変わる

公的な資料の考え方

進め方ごとの向き不向きは、公的な資料に書かれています。内閣官房 IT 総合戦略室の「アジャイル開発実践ガイドブック」は、デジタル庁の標準ガイドライン群の 1 つです。政府の情報システムを対象にした参考の文書で、アジャイル開発(短い区切りで、作って確かめることを繰り返す進め方)に向いている領域・不向きな領域・慎重な判断が必要な領域を分けています。

4 行の表。計画を先に固める(ウォーターフォール型)は、対象範囲や詳細があらかじめ定められているケース。少しずつ反復する(アジャイル開発)は、全容が明らかでなく、進めながら詳細化するケース。流れを見る(カンバン)は、価値の流れを最適化する戦略。慎重な判断が要るのは、大規模・極めて複雑・ミッションクリティカルなケース。右の列に、それぞれの進み具合の見方
進め方ごとの、向くプロジェクトと進み具合の見方。黄色の線は、資料の言葉をそのまま引いた部分撮影・作図: 編集部
  • 計画を先に固める形: 対象の範囲と詳細が先に決まっているプロジェクトに合います。作業を分解した表と日程で、計画と実績の差を見ます。
  • 少しずつ反復する形: 作りながら詳細を決めるプロジェクトに合います。スクラム(アジャイル開発の進め方の 1 つ)の公式のガイド「スクラムガイド」は、区切り(スプリント)を「1 か月以内の決まった長さ」としています。ガイドブックは、途中の報告書より、動くシステムを関係者で確かめることを中心に置いています。
  • 流れを見る形: カンバンガイドは、カンバンを「あるプロセスを通じて、価値の流れ(フロー)を最適化するための戦略」としています。仕事の流れは、使う人たちが定義します。

ガイドブックには、2 つの進め方の文化を、気づかないまま混ぜないように、という注意もあります。反復して作っているのに、進み具合が心配で報告書を増やすと、流れを止めてしまうことがある、という内容です。

編集部の運営会社で作った 6 つの形

編集部の運営会社でも、プロジェクトの種類ごとに形が違いました。

6 つの枠。AI と進める自社の開発は仕様書とボード。お客さまと進めるアプリの開発は課題管理とガントチャート(100 件を超える課題、種別は当社作業・並行作業・貴社ご対応事項)。新しい拠点の立ち上げは計画書のページと数十のチェック項目と工程の日程表。決まった時期に書類を出す案件は提出状況の一覧。事業の構想の相談は十数個の問いのボード。増えた資料の置き場は資料のダッシュボード
編集部の運営会社で作った 6 つの管理の形。記録する単位と区分、見る人が、プロジェクトごとに違う撮影・作図: 編集部
  • AI と進める自社の開発: ここまでに説明した、仕様書とボードです。
  • お客さまと進めるアプリの開発: はじめは、この案件のためだけの進み具合の表(ガントチャート)を作りました。その後、自作の課題管理に移しました。種別に「当社作業」「並行作業」「貴社ご対応事項」を足し、状態に「滞留」を足しています。お客さまにお願いすることが、いつからいつまでかを、同じ表で見られます。
  • 新しい拠点の立ち上げ: IT 以外の作業が中心でした。計画書のページに、数十のチェック項目と名前つきのコメント、工程の日程表を付けました。日程表の棒を動かすと、本文の日付も変わります。
  • 決まった時期に書類を出す継続の案件: 時期ごとに、数種類の書類を出します。出した・まだを一覧にしました。
  • 事業の構想の相談: 答えを先に書かず、十数個の問いを「未・仮・持ち帰り・確定」で管理しました。話し合いの場で、メモをその場で書き込みます。
  • 増えた資料の置き場: 資料と小さな仕組みが増えて、置き場所が散らばりました。そこで、プロジェクトごとのカードから、目次・概要・リンク集を開けるダッシュボードを作りました。資料は写さず、リンクだけを置きます。
ガントチャートの画面。要件定義・設計、開発、テスト、リリース、引き継ぎ、貴社ご対応事項のまとまりごとに課題と棒が並ぶ。赤枠 1 は貴社ご対応事項の 4 件(検証環境とテスト用アカウントのご用意、アプリ用の API のご提供、ストアのアカウントのご準備、受入テスト)。赤枠 2 は凡例の当社作業・並行作業・貴社ご対応事項。赤枠 3 はキックオフ、設計の完了、機能の完成、ストアへの申請、リリースの節目
見本の課題管理のガントチャート(架空の「スマホアプリの開発」)。1 はお客さまにお願いすることのまとまり、2 は足した 3 つの種別、3 は節目(マイルストーン)撮影・作図: 編集部

この課題管理は、Backlog に似せて作ったものです。凡例の右側の「タスク・バグ・要望・その他」は、はじめから入っている種別です。左の 3 つ(赤枠 2)が、このプロジェクトのために足した種別です。

向き不向きの表

プロジェクトの種類 合う形 もとにしたもの
範囲と詳細が、先に決まっている 作業を分解した表と日程表(ガントチャート) アジャイル開発実践ガイドブック
作りながら、詳細を決める 短い区切りで動くものを確かめる。決定と案を分けて記録する 同ガイドブック・スクラムガイド・編集部の例
仕事の流れを、自分たちで決めて見たい 流れを板に並べ、進めている途中の作業の数を抑える(カンバン) カンバンガイド
社外の人と分担する 相手にお願いすることを、種別で分けて日程に並べる 編集部の例
決めること自体が仕事(構想の相談など) 問いの一覧と、未・仮・確定などの状態 編集部の例
決まった時期に、決まった物を出す 物と時期の一覧(出した・まだ) 編集部の例

既存のサービスの料金とできること

総務省の通信利用動向調査では、クラウドサービスを使っている企業のうち、プロジェクト管理に使っている企業は、2014年の 4.8% から 2024年の 19.5% に増えました(令和7年版 情報通信白書の図表。調査の対象は、常用雇用者が 100 人以上の企業です)。代表的なサービスの料金と、区分を自分で決められる範囲をまとめます。

Jira・Backlog・Notion・Asana・Trello・GitHub・Redmine の 7 行の表。列は、無料のプラン、有料のプランの例、料金の数え方、区分や項目を自分で決める。Jira Standard は 1 ユーザー月 1,240 円、Backlog スターターは月 2,700 円、Notion プラスは 1 メンバー月 1,650 円、Asana Starter は 1 人月 1,200 円、Trello Standard は 1 ユーザー月 5 ドル、GitHub Team は 1 ユーザー月 4 ドル、Redmine はソフトが無料
プロジェクト管理のサービスの料金と、区分や項目を自分で決められる範囲(2026年10月12日に確認)撮影・作図: 編集部
サービス 有料のプランの例 条件
Jira Standard: 1 ユーザー月 1,240 円。Premium: 月 2,500 円 100 ユーザーまでの単価・月払い。税の表示なし。無料のプランは 10 ユーザーまで
Backlog スターター: 月 2,700 円。スタンダード: 月 16,000 円。プレミアム: 月 27,000 円 契約ごと・月払い・税抜。年払いは 5% 引き。無料のプランは 10 ユーザー・1 プロジェクト
Notion プラス: 1 メンバー月 1,650 円。ビジネス: 月 3,150 円 年払いの月あたり。月払いは 2,000 円と 3,800 円。消費税は別(該当する場合)
Asana Starter: 1 人月 1,200 円。Advanced: 月 2,700 円 年払いの月あたり・税別。月払いは 1,475 円と 3,300 円。無料のプランは 2 人まで
Trello Standard: 1 ユーザー月 5 ドル。Premium: 月 10 ドル 年払いの月あたり・米ドル。月払いは 6 ドルと 12.50 ドル
GitHub Team: 1 ユーザー月 4 ドル 米ドル。Free にも Issues と Projects が入っている
Redmine なし(オープンソース・GNU GPL v2) 自分のサーバーに入れて動かす
  • Jira の料金は、人数で単価が変わります: 料金ページの初めの表示は、300 ユーザーのときの平均(Standard は 1 ユーザー月 1,085 円)です。人数の欄を 10〜100 にすると、1,240 円と表示されます。
  • Backlog は、2027年1月1日からプランが変わります: 公式のブログ(2026年6月17日)によると、今の 4 つのプランは、エコノミー(月 21,000 円・15 ユーザーまで)・ビジネス(月 36,300 円)・プロフェッショナル(月 100,000 円)の 3 つになります(月払い・税抜)。今のプランの新しい契約は、2026年12月31日までです。無料のプランのユーザーの上限は、10 名から 5 名になります。
  • 数え方が 2 つあります: 人数で数えるサービス(Jira・Notion・Asana・Trello・GitHub)と、契約ごとに数えるサービス(Backlog)です。
横棒グラフ。Backlog スターター 30,780 円(契約ごと・年払い・税抜)、Asana Starter 144,000 円(年払い・税別)、Jira Standard 148,800 円(月払い・税の表示なし)、Backlog スタンダード 182,400 円(年払い・税抜)、Notion プラス 198,000 円(年払い・消費税は別)。下に Trello Standard 600 ドル、GitHub Team 480 ドル、Redmine はソフトが 0 円
10 人のチームが 1 年使うときの料金の目安。公式の単価から編集部が計算した。円と米ドルは換算していない撮影・作図: 編集部

10 人で 1 年使う場合、公式の単価から計算すると、Backlog のスターターが 30,780 円(年払い・税抜)、Asana の Starter が 144,000 円(年払い・税別)、Jira の Standard が 148,800 円(月払い・税の表示なし)です。Backlog のスターターは、30 ユーザー・5 プロジェクトまでです。

自分で作るか、既存のサービスを使うか

左は自分で作る(編集部の例)で、作る・動かす・直すの 3 つと、向くとき(記録を書くのが AI、決まりがプロジェクトごとに違う、見る人が少ない)。右は既存のサービスで、始める・費用・任せられることの 3 つと、向くとき(人数が多い、社外の人も書き込む、通知や権限が要る)。下に、246 行、228 行、約 2,070 行、約 4,300 行の 4 つの数字
自分で作る場合と、既存のサービスを使う場合の比べ方。下の段は、編集部の仕組みのプログラムの行数撮影・作図: 編集部

編集部の仕組みは、小さく作っています。1 つのプロジェクトの仕様書とボードを作る台本は、見た目の決まりを入れて 246 行です。「仕様へ OK」「直したい」を保存する仕組みは 228 行です。できあがるのは HTML のファイルで、専用の DB(データベース)は使っていません。

次のように考えると、選びやすくなります。

  • 記録を書くのは、AI か人か: AI が書くなら、AI が直接読み書きできるファイルの形が扱いやすくなります。既存のサービスにも、AI から使う窓口があります。Jira の料金ページには、Standard から上のプランに「Rovo MCP サーバー」の行があります(MCP は、AI の道具とほかのサービスをつなぐ共通の決まりです)。
  • 見る人は何人か。社外の人も書き込むか: 人数が多いとき、社外の人が書き込むときは、役割ごとの権限と通知が要ります。既存のサービスが向いています。
  • 決まりは、プロジェクトごとに違うか: 違うなら、足せる範囲をプランごとに確かめます。足りなければ、自分で作ることを考えます。
  • 直す人はいるか: 自分で作った仕組みは、不具合も自分で直します。直す人と時間が取れないなら、既存のサービスを使います。

自作と SaaS(インターネットを通して、月額などで使うサービス)の費用の比べ方(作る・動かす・直す)は、自作で脱 SaaS はできる?でくわしく説明しています。商談や見積もりの場で、既存のサービスと比べられるときの話は、開発会社から見た SaaS の過去・今・未来に書いています。

まとめ

参考にした公式の情報

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この記事は、ハック!でAI編集部が AI を使って執筆しました。画面の画像は、編集部の検証環境で実際に操作して撮影したものです(引用の画像は出典を記載しています)。内容の誤りはお問い合わせからお知らせください。

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