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ハック!でAI

AIを動かす環境とコスト 第9回

API が ATM 化。自社のデータの出し入れに手数料がかかる時代へ

ハック!でAI編集部AIにより執筆読了 約35分
データの出し入れを ATM の決まりに当てはめた図の一部。「預けるのは無料、引き出すと手数料」の枠に、クラウドは入ってくるデータの転送が無料で、外へ出す転送は東京から 1GB 0.11〜0.12 ドルと書かれている

この記事でわかること

  • クラウドから 1TB を外へ出したときの料金の比較
  • SaaS の API の上限と追加の料金、書き出せる範囲
  • 手数料を減らす 4 つの工夫と、契約の前の確かめ方

確認した環境: AWS の料金データ(Price List・東京)/ Google Cloud・Azure・Oracle Cloud・Cloudflare R2・Backblaze B2・Wasabi・さくらのクラウドの料金ページ / 各 SaaS の公式の料金ページとドキュメント / 編集部(株式会社Game)の社内の記録 / 2026年10月12日に確認

AI を仕事に使うときの費用は、AI の利用料だけではありません。AI に渡すデータを、置いてあるサービスから取り出すところにも、料金と上限があります。この記事では、次の 3 つを公式の料金で比べます。クラウドから外への転送の料金、SaaS(インターネットを通して月額などで使うサービス)の API の上限と追加の料金、データの書き出しの範囲です。API は、システムどうしでデータをやり取りする窓口のことです。契約の前に料金表のどこを見ればよいかを、編集部の記録とあわせて整理します。

「API が ATM 化」とは

銀行の ATM では、預け入れは無料でも、引き出しには手数料がかかることがあります。無料で使える回数や、1 日に引き出せる金額が決まっていることもあります。

自社のデータの出し入れにも、同じ形の決まりがあります。データは自社のものでも、置いたサービスから出すときに、量や回数に応じた料金と上限がかかります。

4 つの枠。1 預けるのは無料、引き出すと手数料: クラウドは入ってくるデータの転送は無料で、外へ出す転送は東京から 1GB 0.11〜0.12 ドル。2 長く預ける約束だと安いが崩すと高い: 保存の料金が安い種類は取り出しの料金と最低の保存期間がある。3 無料で使えるのは決まった回数まで: SaaS の API はプランごとに回数の上限がある。4 1 回に引き出せる量に上限がある: 書き出しの回数・量・範囲がプランで違う。下に、公正取引委員会の報告書に載った「入力時は無料、出力時は高額」という指摘
データの出し入れを、ATM の決まりに当てはめた図。預けるのは無料で引き出すと手数料、途中で崩すと高い、無料で使える回数、引き出せる量の上限の 4 つに分けられる撮影・作図: 編集部

この記事では、4 つを次の順に説明します。

  1. 預けるのは無料、引き出すと手数料: クラウドから外への転送の料金
  2. 長く預ける約束だと安いが、崩すと高い: 取り出しの料金と、最低の保存期間
  3. 無料で使えるのは、決まった回数まで: SaaS の API の上限と、追加の料金
  4. 1 回に引き出せる量に、上限がある: 書き出しの回数・量・範囲

クラウドについては、公正取引委員会が 2022年6月に公表した「クラウドサービス分野の取引実態に関する報告書」の概要に、利用者からの指摘が載っています。データ転送料が「入力時は無料、出力時は高額」に設定されているため、たまったデータを移すときに高額の転送料がかかり、移行のハードルになる、という内容です。同じ報告書は、利用者に勧める取り組みとして、契約を終えるときにデータを完全な形で取り出す方法があるかを確かめることを挙げています。

AI を使うと、出し入れの量と回数が増える

AI に自社のデータを読ませるには、置いてあるサービスからデータを取り出します。社内の文書を AI に検索させる、SaaS の記録を AI に集計させる、といった使い方では、取り出す量と回数が増えます。

サービスの側の決まりも動いています。

  • Slack は 2025年5月29日から、会話の履歴を取り出す回数を絞りました。公式のマーケットプレイスの審査を通っていない配布アプリを新しく入れる場合、1 分 1 回・1 回 15 件までです。理由として、審査を受けていないアプリが会話のデータを大量に持ち出すのを防ぐことを挙げています。
  • X の API は、月額の契約がなく、読む・書くの 1 件ごとに料金がかかる形です(2026年10月12日に確認)。

クラウド: 外へ出す転送に料金がかかる

クラウドの保存先(オブジェクトストレージ。ファイルをまとめて保管するサービス)の料金は、主に 3 つです。保存の料金、リクエスト(読み書きの回数)の料金、転送の料金です。

大手のクラウドは、外から入ってくるデータの転送を無料にし、インターネットへ出す転送に料金をかけています。

サービス 入ってくる転送 インターネットへ出す転送(東京・日本の拠点から) 無料の枠
AWS 無料 1GB 0.114 ドル(10TB 分まで)。次の 40TB 分は 0.089 ドル 月 100GB(すべてのサービスと地域の合計)
Google Cloud 無料 標準の経路(Premium Tier)は 1GiB 0.12 ドル(1TiB まで)、次の 9TiB は 0.11 ドル、10TiB を超えた分は 0.085 ドル。安い経路(Standard Tier)は 0.11 ドル(10TiB まで)、10TiB を超えた分は 0.075 ドル(150TiB まで) Standard Tier は月 200GiB
Azure 無料 1GB 0.12 ドル(10TB 分まで)、次の 40TB 分は 0.085 ドル。通信会社の回線を通す設定では 0.11 ドル(10TB 分まで)、次の 40TB 分は 0.075 ドル 月 100GB
Oracle Cloud 無料 月 10TB を超えた分が 1GB 0.025 ドル 月 10TB
  • Google Cloud の Premium Tier は、あて先がアジア(日本を含む)の場合の料金です。Premium Tier は既定の経路で、Standard Tier を使うには設定で選びます。
  • GiB は、1,024 倍ごとに位が上がる数え方の単位です。1GiB は約 1.07GB です。この記事の計算では、GB と GiB を同じ大きさとして扱いました。
  • AWS の無料の枠は、公式の説明では「すべての AWS のサービスとリージョン (中国と GovCloud を除く) を集計して、1 か月あたり 100 GB」です。サービスごと・地域ごとに 100GB ずつではありません。

外への転送が安い、または無料の保存先もあります。

サービス 保存の料金 外への転送 条件
Cloudflare R2 1GB 月 0.015 ドル 無料 読み書きの回数に料金がかかる(読み取りは 100 万回 0.36 ドル、書き込みは 100 万回 4.50 ドル)。毎月 10GB・読み取り 1,000 万回・書き込み 100 万回までの無料の枠がある
Backblaze B2 1TB 月 6.95 ドル 平均の保存量の 3 倍まで無料。超えた分は 1GB 0.01 ドル 最低の保存期間の料金はない
Wasabi 1TB 月 7.99 ドルから 料金なし 月の転送の量が、保存している量以下であること。保存は最低 90 日、料金は最低 1TB 分
さくらのクラウド オブジェクトストレージ 月 495 円(100GiB まで)。超えた分は 10GiB ごと 49.5 円 10GiB までは基本料金の中。超えた分は 10GiB ごと 88 円 料金は税込。さくらのクラウド・さくらの VPS・さくらの専用サーバ PHY との間の転送は無料

国内の VPS(仮想専用サーバー)3 社は、転送量の料金がありません。ただし回線の速さに上限があります。この連載のクラウド vs VPSで比べました。回線の上限と配信の関係は、前の回の配信サービスは帯域が肝。YouTube との併用を選んだ訳で説明しています。

1TB を外へ出したときの料金

保存してあるデータ 1TB を、1 か月のうちにインターネットへ送ったときの転送の料金を並べました。

横棒グラフ。AWS(東京)は 18,278 円(105.34 ドル)、Google Cloud(東京・標準の経路)は 21,323 円(122.88 ドル)、Google Cloud(東京・安い経路)は 15,728 円(90.64 ドル)、Azure(東日本)は 19,240 円(110.88 ドル)、さくらのクラウド オブジェクトストレージは約 8,900 円(税込)。Oracle Cloud(東京)は月 10TB まで無料で 0 円、Cloudflare R2 は外への転送が無料で 0 円、Backblaze B2 は保存量の 3 倍まで無料で 0 円、Wasabi は保存量以下なら無料で 0 円
1TB(1,024GB)を 1 か月でインターネットへ送ったときの転送の料金(円・税込の目安)。青は大手のクラウド 3 社、橙は外への転送が安い・無料の保存先撮影・作図: 編集部
サービス 1TB を出したときの転送の料金 計算
AWS(東京) 105.34 ドル(約 18,278 円) (1,024 − 100)GB × 0.114 ドル
Google Cloud(東京・Premium Tier) 122.88 ドル(約 21,323 円) 1,024GiB × 0.12 ドル
Google Cloud(東京・Standard Tier) 90.64 ドル(約 15,728 円) (1,024 − 200)GiB × 0.11 ドル
Azure(東日本) 110.88 ドル(約 19,240 円) (1,024 − 100)GB × 0.12 ドル
さくらのクラウド オブジェクトストレージ 約 8,900 円(税込) (1,024 − 10)GiB ÷ 10 × 88 円
Oracle Cloud(東京) 0 円 月 10TB まで無料
Cloudflare R2 0 円 外への転送は無料
Backblaze B2 0 円 1TB を保存していれば、月 3TB まで無料
Wasabi 0 円 1TB 以上を保存していれば、条件の中

同じ 1TB でも、0 円から約 2 万円までの開きがあります。大手の 3 社は、1TB で約 1 万 6,000〜2 万 1,000 円です。

出す量が増えたとき

出す量が増えると、無料の枠と単価の差が大きく効きます。

折れ線グラフ。横軸は 0〜15TB、縦軸は 0〜30 万円。AWS(東京)は 15TB で 280,094 円。Oracle Cloud(東京)は 10TB まで 0 円で、15TB で 22,211 円。Cloudflare R2 は 0 円のまま。Google Cloud と Azure は AWS に近い線になると注記されている
1 か月にインターネットへ送るデータの量と、転送の料金(円・税込の目安)。AWS は月 100GB を超えると上がり始め、Oracle Cloud は月 10TB まで 0 円、Cloudflare R2 はずっと 0 円撮影・作図: 編集部
1 か月に出す量 AWS(東京) Google Cloud(東京・Premium Tier) Azure(東日本) Oracle Cloud(東京)
1TB 105.34 ドル(約 18,278 円) 122.88 ドル(約 21,323 円) 110.88 ドル(約 19,240 円) 0 円
5TB 572.28 ドル(約 99,305 円) 573.44 ドル(約 99,506 円) 602.40 ドル(約 104,531 円) 0 円
10TB 1,155.96 ドル(約 200,588 円) 1,136.64 ドル(約 197,235 円) 1,211.90 ドル(約 210,295 円) 0 円
15TB 1,614.14 ドル(約 280,094 円) 1,571.84 ドル(約 272,754 円) 1,647.10 ドル(約 285,813 円) 128.00 ドル(約 22,211 円)

10TB を超えた分は、上の単価の表の次の段で計算しています。1GB(Google Cloud は 1GiB)あたり、AWS が 0.089 ドル、Google Cloud が 0.085 ドル、Azure が 0.085 ドル、Oracle Cloud が 0.025 ドルです。

Azure の料金の段は、公式の表で「1 TB = 1,000 GB」とされています。この表は、その決まりで計算しました。そのため Azure は、10TB(10,240GB)の行でも、140GB 分が次の段の単価になります。

安く預けられる種類ほど、引き出すときが高い

保存の料金が安い種類には、取り出すときの料金と、最低の保存期間があります。期間を決めて預ける預金を、途中で引き出すと不利になるのと同じ形です。

横棒グラフ。S3 標準は保存が 4,442 円、引き出しが 18,278 円(保存の約 4 か月分)。標準 - 低頻度アクセスは 2,452 円と 20,055 円(約 8 か月分)。Glacier Instant Retrieval は 888 円と 23,609 円(約 27 か月分)。Glacier Flexible Retrieval は 800 円と 20,233 円(約 25 か月分)。Glacier Deep Archive は 355 円と 22,188 円(約 62 か月分)
Amazon S3(東京)に 1TB を預ける月額(青)と、それを 1 回ぜんぶインターネットへ取り出す料金(橙)。円・税込の目安撮影・作図: 編集部
保存の種類(東京) 1TB の保存(月) 取り出しの料金(1GB) 1TB を 1 回ぜんぶ引き出す料金 最低の保存期間
S3 標準 25.60 ドル(約 4,442 円) なし 105.34 ドル(約 18,278 円) なし
S3 標準 - 低頻度アクセス 14.13 ドル(約 2,452 円) 0.01 ドル 115.58 ドル(約 20,055 円) 30 日
S3 Glacier Instant Retrieval 5.12 ドル(約 888 円) 0.03 ドル 136.06 ドル(約 23,609 円) 90 日
S3 Glacier Flexible Retrieval 4.61 ドル(約 800 円) 標準は 0.011 ドル。大容量は無料 116.60 ドル(約 20,233 円) 90 日
S3 Glacier Deep Archive 2.05 ドル(約 355 円) 標準は 0.022 ドル。大容量は 0.005 ドル 127.86 ドル(約 22,188 円) 180 日
  • 「引き出す料金」は、取り出しの料金に、外への転送の料金(月 100GB まで無料、その先 1GB 0.114 ドル)を足した額です。Glacier の 2 つは、標準の取り出しで計算しました。リクエストの料金と、復元した写しを置いておく料金は含めていません。
  • S3 標準では、1 回ぜんぶ引き出す料金が、保存の約 4 か月分です。いちばん安い Deep Archive では、約 62 か月分になります。
  • 最低の保存期間より前に消すと、残りの日数分の保存の料金がかかります。

バックアップは、戻すとき(復元)に引き出します。保存の月額だけでなく、戻すときの料金も見積もりに入れてください。

クラウドをやめて移るときは、申し込めば転送が無料になる

大手の 3 社は 2024年に、ほかのクラウドや自社の設備へ移る利用者について、外への転送の料金を無料にすると発表しました。3 社とも、世界中の利用者が対象だと説明しています。

3 社の比較の表。AWS は 2024年3月5日に発表、移し始める 2 か月以上前に AWS サポートへ申し込み、180 日以内に終え、移す元のデータを消すかアカウントを閉じる。Google Cloud は 2024年1月に発表、専用のフォームで申し込み、申し込みの 14 日後から 30 日以内に移し始め、そのあと移し終えるための期間が 30 日以上あり、対象のサービスの契約を終える。Azure は 2024年3月に発表、移し始める前にサポートへ伝え、開始日から 60 日以内、すべてのサブスクリプションを解約する。下に年表: 2022年6月 公正取引委員会の報告書、2024年1月 Google Cloud、2024年3月 AWS と Azure、2025年9月12日 EU のデータ法の適用開始、2027年1月12日 EU で乗り換えの料金がなくなる
クラウドをやめて移るときの、外への転送の料金の扱い(AWS・Google Cloud・Azure)。どれも申し込みが先で、期間と条件がある。下は 2022年からの流れ撮影・作図: 編集部
  • AWS: AWS からすべてのデータを移す場合と、特定のサービスのデータをすべて移す場合が対象です。移し始める 2 か月以上前に AWS サポートへ申し込み、承認の前には始めません。180 日以内に終え、終える日までに、移す元のデータをすべて消すか、アカウントを閉じます。料金は、転送に当てるクレジットで戻ります。
  • Google Cloud: 専用のフォーム(Exit Notice)で申し込みます。申し込みから 14 日以内に、担当が決まります。その 14 日が過ぎてから 30 日以内に、移し始めます。この 30 日が終わったあとに、移し終えるための期間が 30 日以上あります。技術的な理由があるときや、利用者が期間の終わりまでに申し出たときは、この期間が延びます。移し終えたら、完了の届け(Completion Notice)を出します。対象のサービスの契約を終えることが条件で、転送の料金は最後の請求書で差し引かれます。
  • Azure: 移し始める前に、サポートへ開始日と量の見積もりを伝えます。伝えた開始日から 60 日以内に移し、アカウントのすべてのサブスクリプションを解約してから、請求額の調整を申し込みます。

背景には、公正取引委員会の報告書と、EU のデータ法があります。公正取引委員会は 2022年の報告書で、「出力時のデータ転送料は可能な限り引き下げられることが望ましい」という考え方を示しました。EU のデータ法は 2025年9月12日に適用が始まり、欧州委員会の説明では、2027年1月12日から、乗り換えの料金(外への転送の料金を含む)がなくなります。AWS と Azure は、自社の制度がこの法律の方向に沿うものだと説明しています。

SaaS の API: 回数の上限と、追加の料金

SaaS に入れた顧客や会計のデータを、API で取り出すときは、回数に上限があります。上限は契約のプランで決まり、追加の枠を買えるサービスもあります。

表。HubSpot は 1 日 25 万回(Free・Starter)、Professional は 62.5 万回、Enterprise は 100 万回、追加の枠は月 500 ドルで 1 日 100 万回。Salesforce は 24 時間に 10 万回 + ライセンス数 × 1,000 回(Enterprise Edition)。kintone は 1 アプリにつき 1 日 1 万回(スタンダード)、ライトは API を使えない、ワイドは 10 万回。freee会計は 1 日 3,000 回、法人アドバンスは 5,000 回、法人エンタープライズは 1 万回。マネーフォワード クラウド会計は 1 秒 3 回。Shopify は 1 秒 100 ポイント(Standard)、Plus は 1,000 ポイント。BASE は 1 時間 5,000 回・1 日 10 万回
顧客・業務・会計・EC のデータを持つ SaaS の、API の上限と追加の料金(公式のドキュメントと料金ページの値)撮影・作図: 編集部
4 つの横棒グラフ。HubSpot の 1 日の API の回数は Free・Starter が 25 万回、Professional が 62.5 万回、Enterprise が 100 万回。freee会計はそのほかのプランが 3,000 回、法人アドバンスが 5,000 回、法人エンタープライズが 10,000 回。kintone はライトが API は使えない、スタンダードが 1 万回、ワイドが 10 万回。Google アナリティクスの Data API は標準が 20 万トークン、アナリティクス 360 が 200 万トークン
プランで変わる 1 日の上限の例(HubSpot・freee会計・kintone・Google アナリティクス)。目盛りはサービスごとに違う撮影・作図: 編集部
  • HubSpot: 1 日の回数は、Free・Starter が 25 万回、Professional が 62.5 万回、Enterprise が 100 万回です(自社用のアプリの場合)。追加の枠(API Limit Increase)は月 500 ドルで、1 つ買うごとに 1 日 100 万回が足されます。買えるのは 2 つまでです。
  • Salesforce: 24 時間の回数は、10 万回に、ライセンスの数に応じた回数を足して決まります。公式の例では、Enterprise Edition でライセンスが 15 のとき、11 万 5,000 回です。足りないときは、ライセンスか追加の API コールを買います。公式のドキュメントは、買う前に、呼び出しの回数を減らせないかを見直すよう勧めています。
  • kintone: API の回数は、1 つのアプリごとに決まります。スタンダードコース(1 人 月 1,800 円・税抜)は 1 日 1 万回、ワイドコース(月 3,000 円・1,000 人から)は 10 万回です。ライトコース(月 1,000 円)では、API などの拡張機能を使えません。
  • freee会計: 事業所とアプリごとに 1 日 3,000 回です。法人アドバンスは 5,000 回、法人エンタープライズは 1 万回です。総勘定元帳の API のように、上のプランでだけ使える API もあります。
  • Shopify: 回数でなく、問い合わせの重さ(ポイント)で数えます。Standard は 1 秒 100 ポイント、Advanced は 200、Plus は 1,000、Enterprise は 2,000 ポイントです。

いちばん安いプランでは API を使えない、という例もあります。SaaS のデータを AI や自作の仕組みから読みたいときは、月額だけでなく、プランごとの API の有無と上限を確かめてください。

銀行の口座の明細を API で取る場合は、銀行ごとに審査と契約があり、契約の手数料や月額がかかる銀行もあります。この連載の自作で脱 SaaS はできる?で、公式の料金を比べました。

SNS・チャット・計測のデータ

自社のアカウントの投稿や会話、自社のサイトの計測のデータにも、API の決まりがあります。

表。X は 1 件ごとの料金で、投稿を読むと 1 件 0.005 ドル、投稿すると 1 回 0.015 ドル、URL つきは 0.20 ドル。Slack は方法ごとに 1 分 1 回以上から 100 回以上までの 4 段階で、2025年5月29日から審査を通っていない配布アプリは会話の履歴の取得が 1 分 1 回・1 回 15 件。Chatwork は 5 分に 300 回。Google アナリティクスの Data API は 1 日 20 万トークン(標準)、360 は 200 万トークン。Search Console の URL 検査は 1 サイト 1 日 2,000 回。Google 広告 API は本番のアカウントへ 1 日 2,880 操作(Explorer)。YouTube Data API は検索と動画の投稿が 1 日 100 回ずつ、そのほかは 1 日 1 万ユニット
SNS・チャット・計測のサービスの API の決まり(公式のドキュメントの値)。X は回数の上限でなく 1 件ごとの料金撮影・作図: 編集部

X

X の API は、先に買ったクレジットから、1 件ごとに料金が引かれます。

横棒グラフ。自分の投稿・フォロワーなどを読むのは 1,000 件 1 ドル(1 件 0.001 ドル)、投稿を読むのは 5 ドル(1 件 0.005 ドル)、ユーザーの情報を読むのは 10 ドル(1 件 0.010 ドル)、投稿するのは 15 ドル(1 回 0.015 ドル)、URL つきで投稿するのは 200 ドル(1 回 0.200 ドル)
X の API の従量の料金を、1,000 件(1,000 回)あたりの米ドルで並べたグラフ撮影・作図: 編集部
すること 料金(米ドル) 1,000 件(回)あたり
自分のアカウントのデータを読む(投稿・メンション・フォロワーなど) 1 件 0.001 ドル 1 ドル
投稿を読む 1 件 0.005 ドル 5 ドル
ユーザーの情報を読む 1 件 0.010 ドル 10 ドル
投稿する 1 回 0.015 ドル 15 ドル
URL つきで投稿する 1 回 0.200 ドル 200 ドル
  • 自分のアプリで、自分のアカウントのデータを読むときは、安い料金(Owned Reads)になります。それでも 0 円ではありません。
  • たとえば、記事の URL をつけた投稿を 1 日 10 本、30 日続けると、300 回 × 0.20 ドルで 60 ドルです。
  • 同じ投稿を同じ日(UTC)にもう一度読んでも、料金は 1 回分です。1 か月に払う上限の額を、設定で決められます。
  • 従量の料金で読める投稿は、1 か月に 300 万件までです。

Slack と Chatwork

Slack の API の回数は、方法(メソッド)ごとに 4 段階で決まり、全プランで同じです。2025年5月29日からは、公式のマーケットプレイスの審査を通っていない配布アプリを新しく入れる場合、会話の履歴の取得が 1 分 1 回・1 回 15 件になりました。社内で作ったアプリは対象外で、1 分 50 回以上・1 回 1,000 件のままです。

Chatwork の API は 5 分に 300 回までで、全プランで使えます。

Google の計測と広告

  • Google アナリティクスの Data API は、1 つのプロパティにつき 1 日 20 万トークンです。有料のアナリティクス 360 では 200 万トークンです。問い合わせが複雑なほど、多くのトークンを使います。
  • Google 広告 API は、利用のレベルで 1 日の操作の数が決まります。Explorer は本番のアカウントへ 2,880 操作、Basic は 1 万 5,000 操作、Standard は無制限です。上のレベルは申請が要ります。
  • Search Console の API は、URL 検査が 1 つのサイトにつき 1 日 2,000 回です。

ここに挙げた Google の API は、回数と量の上限で使い方が決まります。上限を広げるには、上のプランか、申請が要ります。

データの書き出し: プランで範囲が変わる

サービスの画面からまとめて書き出す機能(エクスポート)にも、範囲・回数・量の決まりがあります。

表。Slack は公開のチャンネルのメッセージとファイルへのリンクを全プランで書き出せるが、非公開のチャンネルと DM はビジネスプラス以上で申請が要る。Chatwork のチャットログのエクスポートはプロフェッショナルだけ。Salesforce の週 1 回の書き出しは Enterprise・Performance・Unlimited で、Professional などは 29 日に 1 回。kintone の書き出しは 1 ファイル 100MB まで。Notion はサブページを含めた PDF がビジネスとエンタープライズだけ。Google アナリティクスの BigQuery への書き出しは標準が 1 日 100 万イベントまで、360 は 200 億
書き出しの範囲・回数・量が、プランでどう変わるか(Slack・Chatwork・Salesforce・kintone・Notion・Google アナリティクス)撮影・作図: 編集部
  • 範囲がプランで違う: Slack は、公開のチャンネルのメッセージを全プランで書き出せます。非公開のチャンネルと DM(ダイレクトメッセージ)は、ビジネスプラス以上で、申請が要ります。Chatwork のチャットログのエクスポートは、プロフェッショナルプランだけの機能です。
  • 回数がプランで違う: Salesforce の全データの書き出しは、Enterprise・Performance・Unlimited では週 1 回、Professional などでは 29 日に 1 回です。できたファイルは、メールの通知から 48 時間で消えます(週末を除く)。
  • 量がプランで違う: Google アナリティクスは、計測したままのデータを BigQuery(Google のデータの倉庫)へ書き出せます。標準のプロパティは 1 日 100 万イベントまで、360 は 200 億イベントまでです。
  • 形式がプランで違う: Notion は、ページやワークスペース全体を HTML・Markdown・CSV で書き出せます。サブページを含めた PDF は、ビジネスとエンタープライズだけです。

場面ごとに、いくら払うのか

ここまでに確かめた公式の料金を、8 つの場面に当てはめました。

利用明細の形の表。1TB のファイルを AWS(東京)の保存先から直接配ると 1 か月約 18,278 円。同じ 1TB を Amazon CloudFront を通して配ると無料の枠の中で 0 円。1TB のバックアップを S3 Glacier Deep Archive から戻すと 1 回約 22,188 円。HubSpot の API を 1 日 100 万回より多く呼ぶと追加の枠が 1 か月約 86,763 円(500 ドル)。kintone をライトからスタンダードへ上げると 10 人で月 8,000 円の差。Chatwork をスタンダードからプロフェッショナルへ上げると 10 人で月 5,000 円の差。X で URL つきの投稿を月 300 回すると約 10,412 円(60 ドル)。X で自分の投稿 1 万件を読むと約 1,735 円(10 ドル)
場面ごとの手数料の目安。クラウドの配信と復元、SaaS の API と書き出し、SNS の API について、何をしたときにいくらかかるかを並べた撮影・作図: 編集部
場面 かかる料金 もとになる公式の料金
1TB のファイルを、AWS(東京)の保存先から直接配る 1 か月 105.34 ドル(約 18,278 円) 月 100GB まで無料、その先 1GB 0.114 ドル
同じ 1TB を、Amazon CloudFront を通して配る 0 円(無料の枠の中) 転送は月 1TB まで、リクエストは月 1,000 万回まで無料
1TB のバックアップを、S3 Glacier Deep Archive から戻す 1 回 127.86 ドル(約 22,188 円) 標準の取り出し 1GB 0.022 ドル + 外への転送
HubSpot の API を、1 日 100 万回より多く呼ぶ(Enterprise) 1 か月 500 ドル(約 86,763 円) 追加の枠 1 つで、1 日 100 万回を足す
kintone のデータを、API で読めるようにする(10 人) 月 8,000 円の差(税抜) ライト 月 1,000 円 → スタンダード 月 1,800 円(1 人)
Chatwork の記録を、まとめて書き出せるようにする(10 人・年契約) 月 5,000 円の差(税抜) スタンダード 月 700 円 → プロフェッショナル 月 1,200 円(1 人)
X で、URL つきの投稿を月 300 回する 1 か月 60 ドル(約 10,412 円) URL つきの投稿は 1 回 0.20 ドル
X で、自分のアカウントの投稿 1 万件を読む 1 回 10 ドル(約 1,735 円) 自分のデータを読む料金は 1 件 0.001 ドル
  • 同じ 1TB でも、配り方で 0 円にも約 1 万 8,000 円にもなります。
  • クラウドの 3 つの場面は、転送と取り出しの料金だけを数えています。保存の料金と、読み書きの回数の料金は別にかかります。
  • kintone と Chatwork の例は、API や書き出しのために、プランを上げる形の料金です。差額は人数分かかります。
  • 円の金額は、1 ドル 157.75 円に消費税 10% を足した目安です。税の扱いは、サービスと契約で違うことがあります。

編集部の記録: 上限に当たったところ

編集部の運営会社では、バックアップ・計測・会計の 3 つの仕組みで、出し入れの上限に当たったり、当たらないように作りを決めたりしてきました。

3 つの枠。バックアップの写しは、写し先に決めていた容量の上限に当たって写しが止まり、上限を上げて再開した。広告・検索・アクセス解析は、3 時間ごとに API で取りに行き、自社のデータベースに貯め、社内の画面は貯めたデータから作る。会計の記録の写しは、全期間の取り直しを 2 回動かすと約 1,900 回を使い、枠を使い切って写しの更新が止まった。下に、広告の API は本番で 1 日 2,880 操作まで、タグの管理の API は 100 秒に 25 回まで
編集部の運営会社の 3 つの仕組み(バックアップの写し、広告・検索・アクセス解析、会計の記録の写し)で、起きたことと工夫。下は広告とタグの管理の API の上限撮影・作図: 編集部

バックアップの写し

編集部では、バックアップ用のサーバーが毎晩ほかのサーバーのデータを集め、世代を分けて保存しています。同じものを、クラウドのオブジェクトストレージにも写しています。

2026年9月、最初の写しの途中で、写し先に設定していた容量の上限に当たり、写しが止まりました。上限を上げたあとの写しは成功しました。あとで調べると、古い世代を消す処理は手元の保存先にだけ掛かっていて、写しの側には掛かっていませんでした。写しの側は増える一方になるので、これから直す点です。大きくて要らないフォルダは、バックアップの対象から外しました。

保存先を増やすときは、容量の上限と、古い世代の整理の設定を、保存先ごとに確かめます。戻すとき(復元)の転送の料金も、保存先を選ぶときに計算します。

広告・検索・アクセス解析のデータ

編集部では、広告・検索・アクセス解析のデータを、3 時間ごとに API で取りに行き、自社のデータベースに貯めています。

  • 最初の 1 回だけ、過去の分をまとめて取り込みました。検索のデータは 16 か月分、アクセス解析と広告のデータは 2 年分で、6 分 40 秒かかりました。
  • その後は、前回の続きと、直近の数日分(検索は 4 日、アクセス解析は 3 日、広告は 14 日)だけを取り直しています。新しい日のデータは、遅れてそろうことがあるためです。たとえば Search Console のデータは、通常 2〜3 日後に使えるようになります。
  • 社内の集計の画面は、貯めたデータだけから作ります。計測のサービスに届かないときでも、画面を組み立てられることを確かめました。

画面を開くたびに API を呼ばない作りなので、画面を見る人が増えても、API の回数は増えません。

会計のデータ

会計の SaaS の API は、1 日 3,000 回までです。編集部では、全期間の記録の取り直しを 2 回動かすと、約 1,900 回を使いました。同じ日に何度も動かして枠を使い切り、写しの更新が止まったことがあります(くわしくは自作で脱 SaaS はできる?に書きました)。

いまは、1 日と 1 時間の回数の予算を決めています。変わった種類のデータだけを取り直し、6 時間ごとに差分を取り、全件の取り直しは週 1 回にしています。

広告とタグの管理の API

  • 編集部の Google 広告 API の利用のレベルは Explorer で、本番のアカウントへは 1 日 2,880 操作までです。キーワードの候補を出す機能は、このレベルでは使えません。管理画面で調べました。
  • Google タグ マネージャーの API は、1 つのプロジェクトにつき 1 日 1 万回・100 秒に 25 回までです。編集部では、5 つのサイトのタグの設定を続けて書き換えるとき、サイトごとに 1 分あけました。

手数料を減らす 4 つの工夫

外への転送の料金と、API の回数の両方に効くやり方を、4 つにまとめました。

4 つの枠。1 置き場所を選ぶ: S3 から同じ地域の AWS のサービスへの転送は無料、CloudFront は月 1TB まで無料、Cloudflare R2 は外への転送が無料。2 まとめて取る: HubSpot の一覧は 1 回 100 件まで、kintone は 1 回 500 件まで、Shopify の一括の処理には回数の上限がかからない。3 差分だけ取る: Search Console は 1 日分のデータを毎日取るやり方を勧めている。4 手元に貯めて使う: HubSpot と Shopify はよく使うデータを貯めて使うことを勧めている。下に、残りを数える: API の応答には残りの回数が入っている
手数料を減らす 4 つの工夫(置き場所を選ぶ・まとめて取る・差分だけ取る・手元に貯めて使う)。緑の枠は、各社の公式のページに書かれていること撮影・作図: 編集部

1. 置き場所を選ぶ

データは、それを使う処理の近くに置きます。

  • Amazon S3 から、同じ地域(リージョン)の AWS のサービスへの転送は無料です。Azure も、同じ地域のサービスの間の転送は無料だと説明しています。AI の処理や集計を、データと同じクラウドの同じ地域で動かせば、外への転送になりません。
  • インターネットへ多く配るデータは、配信の仕組み(CDN)を通します。Amazon CloudFront は、従量の料金でも月 1TB までの転送が無料で、AWS の保存先からの取り寄せは無料です。超過料金のない定額のプランもあります(無料のプランは月 100GB まで、Pro は月 15 ドルで 50TB まで)。配信については、Web はレンタルサーバーで十分。足りなくなる 4 つの場面でも説明しています。
  • 外へ出す量が多く、保存先を選べるなら、外への転送が無料・安い保存先を比べます。

2. まとめて取る

1 件ずつ呼ばずに、一覧や一括の取り方を使います。

横棒グラフ。1 件ずつ取ると 10,000 回、100 件ずつ取る(HubSpot の一覧の上限)と 100 回、500 件ずつ取る(kintone の一覧の上限)と 20 回。kintone のスタンダードコースは 1 つのアプリにつき 1 日 1 万回までと注記されている
1 万件のレコードを API で読むときの、呼び出しの回数。1 件ずつなら 1 万回、100 件ずつなら 100 回、500 件ずつなら 20 回撮影・作図: 編集部
  • HubSpot のコンタクトの一覧は 1 回 100 件まで、kintone のレコードの一覧は 1 回 500 件までです。
  • kintone のスタンダードコースは、1 つのアプリにつき 1 日 1 万回までです。1 件ずつ取ると、1 万件で 1 日の枠を使い切ります。
  • Shopify の一括の処理(bulk operations)には、通常の問い合わせにかかる回数の上限がかかりません。大量のデータは、この取り方を使うよう案内されています。

3. 差分だけ取る

毎回ぜんぶを取り直さずに、前回の続きと、変わった分だけを取ります。

  • Search Console の API のドキュメントは、1 日分のデータを毎日取るやり方を勧めています。
  • HubSpot は、変更の通知(Webhook)で受け取るやり方を案内しています。ワークフローから送る Webhook は、API の上限に数えません(Marketing Hub Enterprise の機能です)。
  • 編集部では、消えた記録を見つけるために、全件の取り直しも動かしています。回数を決めて、週 1 回にしています。

4. 手元に貯めて使う

取ったデータは、自社のデータベースに貯めます。画面や AI には、そこから渡します。

  • HubSpot と Shopify の公式のドキュメントは、よく使うデータを貯めて使うこと(キャッシュ)を勧めています。
  • X は、同じ投稿を同じ日に読み直しても、料金は 1 回分です。
  • Google アナリティクスは、BigQuery へ書き出すと、そのデータの所有権が得られると説明しています。

判断の流れ

ここまでの内容を、契約の前に確かめる 4 つの問いにまとめました。

流れ図。データを置く場所と使うサービスの候補を挙げる、から始まる。1 月に 100GB を超えるデータをインターネットへ出すなら、配信の仕組みか転送の安い保存先に置く。2 長く保管してめったに取り出さないなら、取り出すときの料金を先に計算する。3 SaaS のデータを AI や自作の仕組みから読むなら、プランの API の有無・上限・追加の料金を見る。4 やめるときにすべてのデータを持ち出したいなら、書き出しの範囲と回数をプランごとに確かめる。最後に、料金表の「入れる・出す・やめる」の 3 か所を見て決める
契約の前に確かめる、データの出し入れの 4 つの問い。「はい」のときは右の対応を決めてから、次の問いへ進む撮影・作図: 編集部
  1. 月に 100GB を超えるデータを、インターネットへ出すか: はいなら、出す量で料金を計算します。配信の仕組みか、外への転送が安い保存先を検討します。
  2. 長く保管して、めったに取り出さないか: はいなら、安い保存の種類が使えます。取り出しの料金・最低の保存期間・外への転送を足して、戻すときの料金を先に計算します。
  3. SaaS のデータを、AI や自作の仕組みから読むか: はいなら、プランごとの API の有無・上限・追加の料金を確かめます。まとめて取る・差分だけ取る・手元に貯める作りにして、1 日の回数を見積もります。
  4. やめるときに、すべてのデータを持ち出したいか: はいなら、書き出しの範囲と回数を、プランごとに確かめます。クラウドは、移るときの転送を無料にする制度があります。申し込みが先です。

まとめ

  • クラウドから 1TB を外へ出す料金は、0 円から約 2 万円まで開きがあります(2026年10月12日に確認)。
  • SaaS の API の上限はプランで決まります。いちばん安いプランでは API を使えない例や、追加の枠が月 500 ドルの例があります。
  • 置き場所を選ぶ・まとめて取る・差分だけ取る・手元に貯めて使う、の 4 つで、料金と回数を減らせます。

データを置く場所の選び方は、この連載のクラウド vs VPSと自作で脱 SaaS はできる?でも説明しています。

参考にした公式の情報

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この記事は、ハック!でAI編集部が AI を使って執筆しました。画面の画像は、編集部の検証環境で実際に操作して撮影したものです(引用の画像は出典を記載しています)。内容の誤りはお問い合わせからお知らせください。

連載

AIを動かす環境とコスト
全 9 回の目次
  1. 1サーバーで AI を動かすメリットとは? VPS で使う code-server
  2. 2YES ボタンの押し疲れを減らす。お風呂の間も作業を止めない方法
  3. 3Claude Code のサブスクと API、どちらが得か 編集部の実測で計算
  4. 4クラウド vs VPS。AI の時代に VPS でクラウドは超えられるのか
  5. 5Web はレンタルサーバーで十分。足りなくなる 4 つの場面
  6. 6自作で脱 SaaS はできる? 作りやすいものと難しいもの
  7. 7自前でメールサーバーを作る。Gmail やレンタルサーバー以外の選択肢
  8. 8配信サービスは帯域が肝。YouTube との併用を選んだ訳
  9. 9API が ATM 化。自社のデータの出し入れに手数料がかかる時代へ(この記事)