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#7/ 全7回

Skillry とは? Opus 5.5 の動画は同じプロンプトで再現できるのか

佐々木 航@w_sasakiwith Claude Code読了 約26分

この記事でわかること

  • Skillry の Opus 5.5 動画のページと、料金・規約から分かること
  • 同じプロンプトで 3 作品を再現した結果と、つまずいた所
  • 元・再現版・編集部の再現の類似度と、違いが出る理由

確認した環境: YOBITSUGI AI(Claude Opus 5.5)で 8 回作成 / Skillry と各サービスの公式のページは 2026年10月26日に確認

SNS で話題の AI 動画は、公開されたプロンプト(AI への指示)を写して頼めば、同じものができるのでしょうか。同じプロンプトで Claude Opus 5.5 に金門橋の 3D を 4 回作らせると、4 回とも橋が架かり、霧が流れ、車が走りました。それでも、元の動画の右上にある「DAY」「NIGHT」の 2 つのボタンは、一度も出てきませんでした。

霧のかかった海に赤い吊り橋が延び、橋の上を車とバスが走る 3D の場面。編集部が Claude Opus 5.5 で作り直した金門橋(Three.js)
この回の扉作図: 編集部

プロンプトが求める中身はできても、見た目までは同じになりません。ところが、元の動画の横に並ぶ Skillry(スキルリー)の「再現版」には、このボタンがあり、左下の見出しの言葉も元と同じです。Skillry がどんなサイトかを紹介したうえで、YOBITSUGI AI で 3 作品を再現した結果と、違いが出る理由を追加の 5 回で調べた記録をたどります。

Skillry は Agent Skills の販売サイト。Opus 5.5 の動画は無料で見られる

Skillry(skillry.dev)は、Agent Skills を売るサイトです。Agent Skills は、AI エージェント(指示を受けて自分で作業を進める AI)に読み込ませる手順のパッケージで、SKILL.md という説明のファイルに、スクリプトやテンプレートを添えてフォルダにまとめます。Anthropic が 2025年10月に Claude 向けに発表し、同じ年の 12 月にオープンな標準として公開しました。いまは Claude Code のほか、Codex や Cursor なども同じ形式を読み込めます。

Skillry の Skill は、スライド・Web ページ・画像・動画を作るためのものです。2026年10月26日の時点でカタログに 616 本あり、そのうち無料は 40 本でした。トップページには、まず自分たちで完成品を作り、それを AI にもう一度作らせるための手順・テンプレート・スクリプトを書く、という作り方が載っています。

Skillry の日本語の画面。見出しは「話題の Opus 5.5 動画を、プロンプト付きで。」。説明文は「Claude Opus 5.5 で作られた動画を、作成者が実際に使ったプロンプトと、並べて比較できる再現版とあわせて紹介します。」。ボタンは「418 本の動画を見る」と「Skill を探す」。下に「プロンプトは無料でコピー可能」「オリジナルと再現版を並べて比較」
Skillry の「Opus 5.5 動画」のページ。作成者のプロンプトと再現版を並べて紹介する、と書かれている出典: Skillry「Opus 5.5 動画」(2026年10月26日に撮影)

今回取り上げるのは、Skill の売り場とは別にある「AI 動画」のページです。Claude Opus 5.5 は、Anthropic が 2026年9月22日に発表したモデルです。このモデルで作られ、X(旧 Twitter)に投稿された動画 418 本が、作者の公開したプロンプトと一緒に並んでいます。分類はモーショングラフィックス 229 本・解説 68 本・ゲーム 65 本・3D の場面 56 本で、画面は日本語にも切り替えられます。

1 本ごとのページでは、作者の「オリジナル」と Skillry の「再現版」が横に並び、「両方を再生」で同時に流せます。プロンプトは、アカウントを作らずにコピーできます。再現版の作り方は、よくある質問に「作成者が公開したプロンプトをもとに、Skillry が Claude Opus 5.5 で各動画を作り直しています。」とあります。同じ形のページは Kimi K3.1・Gemini 4 Argon・Fable 5.5 にもありますが、再現版が付くのは Opus 5.5 だけでした。

料金と規約から分かること、書かれていないこと

2026年10月26日に確認した内容
動画のページ 無料。プロンプトはアカウントなしで読めて、コピーできる
Skill の料金 無料の Skill が 40 本(サインインが必要)。有料は 1 本ずつ買う(多くは 4.99 ドル)か、月 9.99 ドル・年 79 ドル・買い切り 169 ドル(米ドル。買い切りはカタログが増えると値上げ)
返金 使えるようになった後は返金しない(規約 5 条。住んでいる国の法律で外せない権利は別)
Skill の使い方 Skill で作ったものは商用に使ってよい(使った AI などの規約には従う)。Skill のパッケージそのものの再配布は禁止

料金は変わることがあるので、使う前に Skillry の料金ページ を確認してください。規約とサイトに書かれていないこともあります。

  • 規約(2026年10月17日版)には、動画のページ・プロンプト・再現版の扱いが出てきません。プロンプトを商用で使ってよいか、再現版の権利が誰にあるかは、サイトにも見当たりませんでした。
  • 動画のページの元になったのは、GitHub のリポジトリです(ページの「GitHub でスターする」から開けます)。その README(説明のファイル)には、「Every video and prompt belongs to its creator」(動画とプロンプトは、それぞれの作者のもの)とあり、変更や削除を望む作者は、issue(GitHub の要望や報告の欄)で申し出る形です。
  • 運営する会社の名前と所在地は、サイトにも規約にも書かれていません(2026年10月26日に確認)。

同じプロンプトで 3 作品を作ると、求めは満たしたが見た目は元と違った

分類の違う 3 作品を選びました。作者は、順に X の @MondemSuraj さん、@0xSpikez さん、@tankazunori0914 さんです。元の動画は、Skillry のページで見られます。

作品 分類 作者が公開したプロンプト 元の動画
金門橋 3D の場面 「Build the Golden Gate Bridge in a single HTML file using Three.js. Include rolling fog, water effects, and traffic moving on the deck.」(Three.js で金門橋を 1 つの HTML ファイルに作る。流れる霧・水の効果・橋の上を走る車を入れる) Skillry のページ
ターボファン 解説 英語で 516 字。ブラウザで分解できる 3D のターボファン(旅客機に多いジェットエンジン)を作り、各段にラベルと説明を付け、最後にすべての段に分解する Skillry のページ
今日は何曜日 モーショングラフィックス 「今日何曜日だっけ?BGM付きの30秒のかっこいいモーショングラフィックスで教えて(全力を出してください)」。「作成者はプロンプトの一部のみを公開しています。」の印つき Skillry のページ

Three.js は、Web ページで 3D を描くための JavaScript のライブラリです。HTML は、Web ページを書くための言語です。

ここに並ぶ動画の多くは、動画生成 AI が絵を描いたものではありません。Opus 5.5 が HTML や JavaScript のプログラムを書き、それをブラウザで動かした様子を動画にしています。一覧の技術のタグも、Canvas(267 本)・SVG(180 本)・Three.js(131 本)が上位です。編集部の 3 作品も、ヘッドレスのブラウザ(画面を出さずに動くブラウザ)で 1 コマずつ描いて撮り、MP4 にまとめていました。

3 枚のカード。金門橋は 3D の場面・Three.js。霧・水・走る車・1 つの HTML がすべて ○。返事まで 1,305 秒、そのあと 750 コマを書き出し(1 コマ 4.7〜5.3 秒)。514.66 クレジット。元の動画にある右上の DAY / NIGHT のボタンと GOLDEN HOUR の見出しが無い。ターボファンは解説・Three.js。各段のラベル・5 行の説明・最後に分解がすべて ○。40 分の記録のあとも書き出しが続いた(1 コマ 6〜8 秒)。814.34 クレジット。録画ではカメラを自動で動かすよう頼んだ。今日は何曜日はモーショングラフィックス。30 秒・BGM・曜日を教える(月曜日)がすべて ○。返事まで 894 秒、書き出し約 7 分。266.62 クレジット(うち BGM 13.08)。元の画面にある WEEKDAY.CHECK・BPM などの表示が無い。3 作品の合計 1,595.62 クレジット3 枚のカード。金門橋は 3D の場面・Three.js。霧・水・走る車・1 つの HTML がすべて ○。返事まで 1,305 秒、そのあと 750 コマを書き出し(1 コマ 4.7〜5.3 秒)。514.66 クレジット。元の動画にある右上の DAY / NIGHT のボタンと GOLDEN HOUR の見出しが無い。ターボファンは解説・Three.js。各段のラベル・5 行の説明・最後に分解がすべて ○。40 分の記録のあとも書き出しが続いた(1 コマ 6〜8 秒)。814.34 クレジット。録画ではカメラを自動で動かすよう頼んだ。今日は何曜日はモーショングラフィックス。30 秒・BGM・曜日を教える(月曜日)がすべて ○。返事まで 894 秒、書き出し約 7 分。266.62 クレジット(うち BGM 13.08)。元の画面にある WEEKDAY.CHECK・BPM などの表示が無い。3 作品の合計 1,595.62 クレジット
3 作品の再現の結果。プロンプトの求めは 3 つとも満たしたが、金門橋と曜日では元の動画にある表示が出なかった撮影・作図: 編集部

YOBITSUGI AI で再現した 3 本(Claude Opus 5.5・各 1 回目)

金門橋。霧が流れ、橋の上を車が走る。カメラは自動で動く。25 秒・音なしClaude Opus 5.5(YOBITSUGI AI)
ターボファン。各段に説明が出たあと、23 秒目にすべての段に分解する。25 秒・音なしClaude Opus 5.5(YOBITSUGI AI)
今日は何曜日。BGM の拍に合わせて場面が変わり、「今日は 月曜日」で終わる。30 秒・音ありClaude Opus 5.5(YOBITSUGI AI)

金門橋は、1 つの HTML ファイル(34,484 バイト)に、橋・霧・水・車をまとめて書いていました。画面には「Golden Gate Bridge」の題と、「Drag to orbit · scroll to zoom」(ドラッグで回す・スクロールで寄る)の案内、カメラを自動で動かすボタンがあります。プロンプトの 3 つの求めは満たしましたが、元の動画にある昼と夜の切り替えと「GOLDEN HOUR」の見出しはありません。

ターボファンは、3〜18 秒の間に、FAN・COMPRESSOR・COMBUSTOR・HP turbine・TWO SPOOLS の順で、各段にプロンプトの説明文を出していきます。23 秒で「TAKE IT APART」の見出しとともに、ファンから排気ノズルまで 10 の部品に分かれました。分解・各段のラベル・5 行の説明・最後の分解と、プロンプトの求めはすべて映っています。説明には日本語の訳も添えてありました。

今日は何曜日は、30 秒・音つきの動画です。BGM は、Opus 5.5 が ElevenLabs の音楽の AI(Eleven Music)に頼んで作りました。そのうえで音量の変化から盛り上がり(9.38 秒)と拍の長さ(0.469 秒)を測り、場面の切り替えを拍に合わせた、と報告しています。依頼の文に書いたのは日付だけで、曜日や今年の残りの日数は AI が自分で計算しました。

曜日の動画の 5 つのコマ。10 秒は月の絵を背に「月 曜日 MONDAY」で ○。15 秒は今週の 7 日が並び、26 日(月)に印で ○。18 秒は「2026年の 299日目」と 81.9% の輪で ○。21 秒は「2027年まで あと66日」で ○(365 から数えて止まる)。28 秒は「今日は 月曜日」「今週も、いいスタートを。」。ほかに確かめたことの囲みに、22.5 秒からの 10 月のカレンダーは 1 日が木曜で ○、BGM の音量の変化から盛り上がり(9.38 秒)と拍の長さ(0.469 秒)を測って、場面の切り替えを拍に合わせた(AI の報告)曜日の動画の 5 つのコマ。10 秒は月の絵を背に「月 曜日 MONDAY」で ○。15 秒は今週の 7 日が並び、26 日(月)に印で ○。18 秒は「2026年の 299日目」と 81.9% の輪で ○。21 秒は「2027年まで あと66日」で ○(365 から数えて止まる)。28 秒は「今日は 月曜日」「今週も、いいスタートを。」。ほかに確かめたことの囲みに、22.5 秒からの 10 月のカレンダーは 1 日が木曜で ○、BGM の音量の変化から盛り上がり(9.38 秒)と拍の長さ(0.469 秒)を測って、場面の切り替えを拍に合わせた(AI の報告)
曜日の動画の中身。依頼の文に書いたのは日付だけで、曜日・日数・カレンダーは合っていた撮影・作図: 編集部

霧の筋と画面の曇りは、AI が自分のコマを見て直した

Opus 5.5 は、書いたプログラムをヘッドレスのブラウザで動かし、試しに撮ったコマを自分で見てから、全体の書き出しに進んでいました。その途中で見つけて直したのが、次の 2 つです(AI の報告から)。

  • 金門橋の霧に、水平の筋が出た: 霧の粒に使う画像の縁が、四角く切れていました。縁を丸くぼかして消しています。
  • 曜日の画面が、ピンクや白に曇った: 場面の頭に入れた閃光が、その場面より前の時間にもかかったままでした。閃光を、その時刻より後だけにして直しています。

報告そのものを間違えたこともあります。金門橋の書き出しを始めるとき、終わる時刻を「23 時台後半〜0 時ごろ」と書き、次の報告で「16 時 05 分ごろ」に直しました。日本時間とは別の時間帯で計算したとみています。

4 つの囲み。AI が見て直した 2 つは、金門橋の霧に水平の筋(原因は霧の粒の画像の縁が四角く切れていた、縁を丸くぼかした)と、今日は何曜日の画面がピンクや白に曇った(原因は場面の頭の閃光がその場面より前の時間にもかかっていた、その時刻より後だけ光らせた)。人が確かめる 1 つは、金門橋の終わる時刻の取り違え(「23 時台後半〜0 時ごろ」と書き、すぐ「16 時 05 分ごろ」に直した。日本時間とは別の時間帯で計算したとみられる)。待つ時間の 1 つは、GPU の無い場所での書き出し(3D は 1 コマ 4.7〜8 秒、金門橋の 750 コマは 1 時間ほど。ターボファンは確認用のサーバーが時間の上限で止まり、終わる見込みが 16 時 25 分から 17 時ごろに延びた)4 つの囲み。AI が見て直した 2 つは、金門橋の霧に水平の筋(原因は霧の粒の画像の縁が四角く切れていた、縁を丸くぼかした)と、今日は何曜日の画面がピンクや白に曇った(原因は場面の頭の閃光がその場面より前の時間にもかかっていた、その時刻より後だけ光らせた)。人が確かめる 1 つは、金門橋の終わる時刻の取り違え(「23 時台後半〜0 時ごろ」と書き、すぐ「16 時 05 分ごろ」に直した。日本時間とは別の時間帯で計算したとみられる)。待つ時間の 1 つは、GPU の無い場所での書き出し(3D は 1 コマ 4.7〜8 秒、金門橋の 750 コマは 1 時間ほど。ターボファンは確認用のサーバーが時間の上限で止まり、終わる見込みが 16 時 25 分から 17 時ごろに延びた)
再現の途中のつまずき 4 つ。見た目の崩れは AI が自分で直し、報告の時刻は一度まちがえた撮影・作図: 編集部

3D の 2 作品は、書き出しに時間がかかりました。YOBITSUGI AI のワークスペース(AI が作業する、サーバーの中の場所)には、GPU(画像の計算が得意な部品)がありません。そのため、1 コマを描くのに 4.7〜8 秒かかりました。金門橋は、AI が 1,305 秒で返事を区切ったあとも、750 コマ(25 秒分)の書き出しが 1 時間ほど続きました。

ターボファンは、近づいた場面と半透明の場面が特に重く、確認用のサーバーが時間の上限で止まったあとも録画は続きました。終わる見込みは 16 時 25 分から 17 時ごろに延び、編集部が記録を取った 40 分の間に、最後の 5 行の報告は届いていません。2D の曜日は、書き出しが約 7 分で済みました。

同じプロンプトなのに、なぜ違う動画になるのか

3 作品とも求めは満たしたのに、見た目は元と違いました。では、何回か作れば元に近い回が出るのか。出ないなら、Skillry の再現版はなぜ元に近いのか。この 2 つを、追加の 5 回と類似度の数字で確かめました。

同じプロンプトを何回か渡すと、毎回ちがう動画になる

まず、同じプロンプトでも毎回ちがうものができるかを見ました。金門橋はプロンプトだけ(前置きも記録のお願いも付けない)を別々の会話で 3 回、曜日も同じように 2 回渡しています。金門橋の 3 回は、どれも HTML を書き、ヘッドレスのブラウザで見て直してから終えました。1 回 1,008〜1,260 秒・325.43〜403.85 クレジットです。

車の数は最大 480 台・720 台・380 台、霧の粒は約 500・340・340 と、回ごとに違いました。カメラの切り替えの名前と数もばらばらで、3 回目にだけコンテナ船が橋の下を通ります。3 回とも同じ保存先に書いたため、ファイルは最後の 1 回分しか残っていません。比べた中身は、各回の返事の説明によるものです。

曜日の 3 回も、15 秒目のコマを並べると、配置も色も別物でした。

上は曜日の 3 回の 15 秒目のコマ。1 回目(記録のお願いつき・266.62 クレジット・894 秒)は THIS WEEK の見出しと 7 つの枠。2 回目(プロンプトだけ・252.09 クレジット・946 秒)は大きな 10.26 と赤い MON の札、下に赤い格子の床と曜日の列。3 回目(プロンプトだけ・260.85 クレジット・711 秒で返事を区切った)は TODAY の札が付いたピンクの月曜の枠。毎回出たのは、暗い背景・遠近の格子の床・四隅のかぎ形の枠・JST の小さな字・7 日の並びで月曜に印。下は金門橋をプロンプトだけで 3 回作った表。時間は 1,260 秒・1,020 秒・1,008 秒、クレジットは 325.43・333.61・403.85、車の数(最大)は 480・720・380 台、霧の粒は約 500・340・340、カメラは 6 つ・3 つ・6 つで名前も違う、3 回目だけコンテナ船。3 回とも出たのは、実物の寸法(主径間 1,280m・塔 227m・路面 67m)・インターナショナル・オレンジの色・6 車線・時刻を変える操作・霧と車の量のスライダー上は曜日の 3 回の 15 秒目のコマ。1 回目(記録のお願いつき・266.62 クレジット・894 秒)は THIS WEEK の見出しと 7 つの枠。2 回目(プロンプトだけ・252.09 クレジット・946 秒)は大きな 10.26 と赤い MON の札、下に赤い格子の床と曜日の列。3 回目(プロンプトだけ・260.85 クレジット・711 秒で返事を区切った)は TODAY の札が付いたピンクの月曜の枠。毎回出たのは、暗い背景・遠近の格子の床・四隅のかぎ形の枠・JST の小さな字・7 日の並びで月曜に印。下は金門橋をプロンプトだけで 3 回作った表。時間は 1,260 秒・1,020 秒・1,008 秒、クレジットは 325.43・333.61・403.85、車の数(最大)は 480・720・380 台、霧の粒は約 500・340・340、カメラは 6 つ・3 つ・6 つで名前も違う、3 回目だけコンテナ船。3 回とも出たのは、実物の寸法(主径間 1,280m・塔 227m・路面 67m)・インターナショナル・オレンジの色・6 車線・時刻を変える操作・霧と車の量のスライダー
同じプロンプトで作った曜日 3 回と金門橋 3 回。回ごとに違い、毎回出る部分もあった撮影・作図: 編集部

Claude のような AI は、次に書く言葉を確率で選んでいきます。同じプロンプトでも書くプログラムが回ごとに変わるのはこのためで、台数のような数字だけでなく、画面の配置や色まで変わりました。各サービスの乱数の設定は確認していません。

毎回出る部分もある。そこが Opus 5.5 の癖

ばらつく一方で、3 回とも出た部分もあります。金門橋は、実物の寸法(主径間 1,280m・塔 227m・路面 67m)、インターナショナル・オレンジ(実際の橋に塗られている色の名前)、6 車線、時刻を変える操作、霧と車の量のスライダーが毎回入りました。最後に残った HTML には「San Francisco Bay」の文字や、時刻のスライダーの「Golden hour」もあります。元の動画の見出しに並ぶ言葉は、Opus 5.5 が自分でも選びやすいものでした。

曜日の 3 回も、暗い背景・遠近の格子の床・四隅のかぎ形の枠・「JST」の小さな字・7 日を並べて月曜に印を付ける形が共通です。1 回目と 2 回目は、どちらも「月曜日」にかけて月の絵を出していました。編集部の再現が、関係の無い作品どうしより元の動画に少しだけ似る(次の図の 0.39 と 0.30)のは、こうした癖が重なるためでしょう。

それでも、Skillry の再現版は元にとても近い

類似度を数字で比べました。2 本の動画から、長さの 10・30・50・70・90% の位置のコマを取り出し、64×36 の白黒の小さな画像にして、明るい所と暗い所の並び方がどれだけ同じかを相関で測ります。相関は −1〜1 の数で、1 に近いほど同じ並び、0 前後なら関係がありません。5 コマの中央値で比べました。

横棒のグラフ。今日は何曜日は、元〜Skillry の再現版 0.89、元〜編集部の再現 0.39。金門橋(カメラが動くので差が出にくい)は 0.55 と 0.30。ターボファンは元〜再現版 0.36。関係の無い作品どうし(元の 3 本の組み合わせ)は −0.01〜0.23。無作為に選んだ 20 作品(一覧の見本の映像)は、元〜再現版 0.64、関係の無い組 0.005。20 作品のうち 19 本で再現版のほうが関係の無い組より元に近く、画面の文字が 2 割以上重なるものは 5 本。値は中央値で、3 作品は長さの 10・30・50・70・90% の 5 コマ、20 作品は 30・50・70% の 3 コマで測った横棒のグラフ。今日は何曜日は、元〜Skillry の再現版 0.89、元〜編集部の再現 0.39。金門橋(カメラが動くので差が出にくい)は 0.55 と 0.30。ターボファンは元〜再現版 0.36。関係の無い作品どうし(元の 3 本の組み合わせ)は −0.01〜0.23。無作為に選んだ 20 作品(一覧の見本の映像)は、元〜再現版 0.64、関係の無い組 0.005。20 作品のうち 19 本で再現版のほうが関係の無い組より元に近く、画面の文字が 2 割以上重なるものは 5 本。値は中央値で、3 作品は長さの 10・30・50・70・90% の 5 コマ、20 作品は 30・50・70% の 3 コマで測った
元の動画との類似度(相関の中央値)。Skillry の再現版は、編集部の再現より元に近い撮影・作図: 編集部

曜日では、元と再現版が 0.89、元と編集部の再現が 0.39 でした。関係の無い作品どうし(元の 3 本の組み合わせ)は −0.01〜0.23 です。金門橋はカメラが動くため差が出にくいものの、0.55 と 0.30 に分かれました。ターボファンは、元と再現版でも 0.36 です。

3 作品だけでは偏るかもしれないので、一覧から無作為に 20 作品を選び、見本の短い映像で同じように測りました。元と再現版の中央値は 0.64、関係の無い組は 0.005 です。20 本中 19 本で、再現版のほうが元に近くなりました。

Skillry の @tankazunori0914 の詳細ページ。上に「両方を再生」と「元の投稿を見る」のボタン。左のオリジナルは、左上に WEEKDAY.CHECK // JST、右上に 2026.10.02 · 120 BPM、真ん中に大きな FRIDAY と赤い「金曜日」、横に 2026.10.02 と DAY 5 OF 7。右の再現版(@skillry_dev)は、同じ配置で 2026.10.08 · 120 BPM、THURSDAY と「木曜日」、2026.10.08 と DAY 4 OF 7。どちらも 0:30
曜日の詳細ページ。左が作者のオリジナル、右が Skillry の再現版。配置がそろい、日付はそれぞれ別の日出典: Skillry「Opus 5.5 動画」(2026年10月26日に撮影)

詳細ページで並べると、近さは一目で分かります。左上の「WEEKDAY.CHECK // JST」、右上の日付と「120 BPM」、大きな英語の曜日と赤い漢字、「DAY 5 OF 7」のような添え書きまで、配置がそろっています。日付は元が 2026.10.02(金)、再現版が 2026.10.08(木)で、どちらも曜日は合っています。動画を写したのではなく、別の日に作り直したものと読めます。

近さは、プロンプトに無い言葉に出ていた

相関は画面の明るさの並びを比べる数なので、構図がたまたま似ても上がります。そこで、画面に出る文字を OCR(画像から文字を読み取る技術)で読み、プロンプトに無い言葉を比べました。

表。今日は何曜日の WEEKDAY.CHECK・SCANNING・QUERY・BPM・BEAT は、元 ○・再現版 ○・編集部の再現 ✕(3 回とも無い)。金門橋の右上の DAY / NIGHT の 2 つのボタンは、元 ○・再現版 ○・編集部 ✕(4 回とも無い)。夜の見出しの MOONLIGHT は、元 ○・再現版 ○・編集部 ✕(4 回とも無い)。見出しの GOLDEN GATE BRIDGE・SAN FRANCISCO BAY・GOLDEN HOUR は、元 ○・再現版 ○・編集部 △(1 回に似た言葉)。曜日で元と再現版に共通の語は 12、編集部の再現と元で共通なのは WEEK・DATE・JST などの一般の語だけ。金門橋のプロンプトに時間帯の言葉は無い。下の囲みは、曜日の作者が使った HyperFrames のソースを検索した結果で、WEEKDAY.CHECK・SCANNING・// JST・BAR 0・BEAT 1 は 0 件、BPM は BGM の指定と拍を見つける処理にだけ出てくるので、同じツールを使ってもこの一致は説明できない表。今日は何曜日の WEEKDAY.CHECK・SCANNING・QUERY・BPM・BEAT は、元 ○・再現版 ○・編集部の再現 ✕(3 回とも無い)。金門橋の右上の DAY / NIGHT の 2 つのボタンは、元 ○・再現版 ○・編集部 ✕(4 回とも無い)。夜の見出しの MOONLIGHT は、元 ○・再現版 ○・編集部 ✕(4 回とも無い)。見出しの GOLDEN GATE BRIDGE・SAN FRANCISCO BAY・GOLDEN HOUR は、元 ○・再現版 ○・編集部 △(1 回に似た言葉)。曜日で元と再現版に共通の語は 12、編集部の再現と元で共通なのは WEEK・DATE・JST などの一般の語だけ。金門橋のプロンプトに時間帯の言葉は無い。下の囲みは、曜日の作者が使った HyperFrames のソースを検索した結果で、WEEKDAY.CHECK・SCANNING・// JST・BAR 0・BEAT 1 は 0 件、BPM は BGM の指定と拍を見つける処理にだけ出てくるので、同じツールを使ってもこの一致は説明できない
プロンプトに無い言葉とボタンは、元と再現版には出て、編集部の再現には一度も出なかった撮影・作図: 編集部

曜日では、元と再現版に共通する語が 12 あり、そのうち WEEK・DATE・JST など 6 語は、編集部の再現にも出た一般の語でした。残りは、WEEKDAY.CHECK・SCANNING・QUERY・BPM・BEAT など、プロンプトに無い語です。編集部の 3 回には、どれも出ませんでした。

金門橋のプロンプトにも、時間帯の言葉はありません。それでも元と再現版には右上に DAY / NIGHT の 2 つのボタンがあり、左下の見出しは「SAN FRANCISCO BAY · GOLDEN HOUR」、夜は「MOONLIGHT」に変わります。編集部の 4 回(記録のお願いつき 1 回とプロンプトだけ 3 回)では、2 つのボタンも MOONLIGHT も一度も出ませんでした。ターボファンでも、CAMERA・EXPLORER・FOLLOW・RESET・SLOWED など、プロンプトに無い語が元と再現版の両方に出ています(こちらは編集部の再現と比べていません)。

曜日の作者が使ったツールでは、説明できない

曜日の作者は、Skillry のページの書き添えで、動画は HyperFrames(HeyGen が公開している、HTML で動画を作るツール)で作り、BGM は Python でその場で合成したと書いています。生成にかかった時間は約 11 分(書き出し 1 分 36 秒込み)です。再現版も同じツールを使い、その見本に WEEKDAY.CHECK のような表示があれば、ツールの共通点で一致を説明できます。

そこで、2026年10月26日に GitHub から HyperFrames の最新のソースを取り、検索しました。「WEEKDAY.CHECK」「SCANNING」「// JST」「BAR 0」「BEAT 1」は、どれも 0 件です。「BPM」は、BGM を作る指定と、拍を見つける処理にだけ出てきました。画面に小節や拍を出すデザインの見本は無く、同じツールを使っても、この一致は説明できません。なお、HyperFrames を動かしてはいません。

残る説明は 2 つで、どちらかは分からない

乱数の偶然でもツールの共通点でもないとすると、残る説明は次の 2 つです。

  1. 再現版を作るときに、元の動画などを手がかりとして渡した
  2. 公開されていないプロンプトの全文や、作者が続けたやり取りを持っていた(曜日のプロンプトには「一部のみを公開」の印がある)

どちらなのかは、今回の記録では区別できません。Skillry には問い合わせていません。今回の記録から言えるのは、公開されたプロンプトだけで作り直したとは説明しにくい、というところまでです。

左右 2 列の図。左は、どの再現でも見た目が元から離れる理由。1 乱数で毎回変わる(車の数 380〜720 台・カメラ・配置)。2 プロンプトの外にあるもの(418 本中 207 本は一部のみを公開。作者のやり直しや使ったツール・BGM の作り方はプロンプトに書かれていない)。3 動かす場所(GPU の有無で書き出しの時間が変わる。編集部は 1 コマ 4.7〜8 秒、作者の環境は確かめていない)。4 逆に近づける Opus 5.5 の癖(実物の寸法・色・暗い背景と格子の床などは毎回出る)。右は、Skillry の再現版が元にとても近い理由。乱数の偶然は ✕(編集部が金門橋を 4 回、曜日を 3 回作って一度も出なかったボタンと言葉が両方にある)。同じツール(HyperFrames)は ✕(ソースに一致した言葉は 0 件)。残る説明は 2 つで、(1) 作り直すときに元の動画などを手がかりに渡した、(2) 公開されていないプロンプトの全文や続けたやり取りを持っていた。どちらかは区別できず、Skillry には問い合わせていない左右 2 列の図。左は、どの再現でも見た目が元から離れる理由。1 乱数で毎回変わる(車の数 380〜720 台・カメラ・配置)。2 プロンプトの外にあるもの(418 本中 207 本は一部のみを公開。作者のやり直しや使ったツール・BGM の作り方はプロンプトに書かれていない)。3 動かす場所(GPU の有無で書き出しの時間が変わる。編集部は 1 コマ 4.7〜8 秒、作者の環境は確かめていない)。4 逆に近づける Opus 5.5 の癖(実物の寸法・色・暗い背景と格子の床などは毎回出る)。右は、Skillry の再現版が元にとても近い理由。乱数の偶然は ✕(編集部が金門橋を 4 回、曜日を 3 回作って一度も出なかったボタンと言葉が両方にある)。同じツール(HyperFrames)は ✕(ソースに一致した言葉は 0 件)。残る説明は 2 つで、(1) 作り直すときに元の動画などを手がかりに渡した、(2) 公開されていないプロンプトの全文や続けたやり取りを持っていた。どちらかは区別できず、Skillry には問い合わせていない
見た目が元から離れる理由と、再現版が元に近い理由は別の話撮影・作図: 編集部

プロンプトの外には、作者の手間もある

元の動画の側にも、プロンプトに書かれていないものがあります。418 本のうち 207 本には「一部のみを公開」の印が付いています。ある作者(X の @apoorvjain25 さん)は、書き添えに「It used to one-shot these videos. This one took multiple prompts, and the first cut was weak until I pushed back.」(前は 1 回で作れたが、今回は何度もプロンプトを重ね、最初の版は注文を付けるまで物足りなかった)と書いていました。作者は手元の PC で画面を録画したとみられますが、動かした環境は確認していません。

料理で言えば、公開されたプロンプトはレシピの 1 行目のようなものです。台所の火加減や、作った人が途中で足した調味料は、そこからは分かりません。

似たサービスは、作例の集まり・Skills の配布・動画の土台の 3 種類

Skillry は、作例の集まりと Agent Skills の販売を 1 つのサイトでつないでいます。近いことをしているサービスを 3 つに分け、公式のページで分かる事実だけを並べました(2026年10月26日に確認・順不同)。

上に Skillry の囲み(Opus 5.5 の動画 418 本をプロンプトと再現版つきで公開し、自社で作った Agent Skills 616 本(無料 40)を販売)が、左の 2 列にまたがる。下に 3 列。作例の集まりは、Remotion Prompt Showcase(Remotion の公式、25 件、投稿の受け付けは停止中)、JasonZhu.AI Claude 5.5 Prompt Library(2,164 作品、プロンプト付き 526)、joeseesun/opus-video-prompts(中国語のまとめ、公開事例 54・全文 18)。Agent Skills の配布は、anthropics/skills(Anthropic 公式の見本)、skills.sh(Vercel、インストール数で並べる)、SkillsMP(GitHub の Skill を検索)、ClawHub(OpenClaw 向けの登録所、審査つき)。動画の土台は、Remotion(React のコードで動画)、HyperFrames(HeyGen、HTML・CSS・JS で動画)、Claude Motion(Anthropic、Team と Enterprise でベータ)上に Skillry の囲み(Opus 5.5 の動画 418 本をプロンプトと再現版つきで公開し、自社で作った Agent Skills 616 本(無料 40)を販売)が、左の 2 列にまたがる。下に 3 列。作例の集まりは、Remotion Prompt Showcase(Remotion の公式、25 件、投稿の受け付けは停止中)、JasonZhu.AI Claude 5.5 Prompt Library(2,164 作品、プロンプト付き 526)、joeseesun/opus-video-prompts(中国語のまとめ、公開事例 54・全文 18)。Agent Skills の配布は、anthropics/skills(Anthropic 公式の見本)、skills.sh(Vercel、インストール数で並べる)、SkillsMP(GitHub の Skill を検索)、ClawHub(OpenClaw 向けの登録所、審査つき)。動画の土台は、Remotion(React のコードで動画)、HyperFrames(HeyGen、HTML・CSS・JS で動画)、Claude Motion(Anthropic、Team と Enterprise でベータ)
似たサービスの地図。Skillry は作例の集まりと Agent Skills の配布にまたがる撮影・作図: 編集部
種類 サービス(運営) できること 料金
作例の集まり Remotion Prompt Showcase(Remotion) Remotion と Claude Code などで作った作例を、プロンプトの全文・使ったツールとモデルつきで載せる。25 件で、投稿の受け付けは停止中 見るのは無料
作例の集まり Claude 5.5 Prompt Library(JasonZhu.AI) Claude 5.5 系(Opus・Sonnet・Haiku・Fable)の作品 2,164 本を、モデル・分類・プロンプトの有無で絞り込む。プロンプト付きは 526 料金の表示なし
作例の集まり opus-video-prompts(個人・GitHub) Opus 5.5 の発表から 1 週間の公開事例 54 件を中国語でまとめ、作者が出したプロンプトの全文 18 件を載せる 無料
Skills の配布 anthropics/skills(Anthropic) Anthropic が作った Skill の見本と実装。多くは Apache 2.0 無料
Skills の配布 skills.sh(Vercel) GitHub にある Skill をインストール数で並べる。npx skills add で入れる 料金の表示なし
Skills の配布 SkillsMP GitHub の Skill を集めて検索できる。API は回数に応じた段階制 見るのは無料
Skills の配布 ClawHub(OpenClaw Foundation) OpenClaw のエージェント向けの Skill とプラグインの登録所。審査つきで公開する 料金の表示なし
動画の土台 Remotion(Remotion) React のコードで動画を作り、MP4 にする。エージェント向けの Agent Skills もある 個人と 3 人までの会社は無料。4 人以上は有料のライセンス
動画の土台 HyperFrames(HeyGen) HTML・CSS・JavaScript で書いた動画を MP4 にする。Apache-2.0 無料
動画の土台 Claude Motion(Anthropic) Claude の画面で、プロンプトから動きのある映像を作り、MP4 に書き出す。動画生成のモデルは使わない Team と Enterprise のプランでベータ。別料金はなく、プランの使用量に数える

調べた作例の集まりのうち、元の動画に再現版を並べているのは Skillry だけでした。Skill そのものを販売しているのも、この中では Skillry だけです。

作例をまねするなら、欲しいのが中身か見た目かを先に決める

公開のプロンプトで伝わるのは、作例の「何を作るか」です。3 作品とも、求められた中身はそろいました。ボタンの位置や見出しの言葉、色づかいといった「どう見せるか」は、プロンプトの外にあることが多く、写しただけでは届きません。

見た目を近づけたいときは、欲しい所を言葉で足します。「右上に昼と夜の切り替えボタン」「左下に地名と時間帯の見出し」のように、位置と文字まで書けば、AI が自分で選ぶ部分を減らせます。見本の画像を一緒に渡す方法もありますが、どこまで近づくかは今回は試していません。

何回か作って選ぶ前提で、費用を見積もる

1 回で決めず、何回か作って選ぶつもりで予算を立てます。今回の 8 回では、1 回あたり、曜日のような 2D の動画が 252〜267 クレジットでした。3D は HTML を作るまでで 325〜404 クレジット、動画に書き出すまでだと 515〜814 クレジットです。AI の返事までは 12〜22 分ほどで(ターボファンは 40 分を超えた)、3D の書き出しには、そのあと 1 時間ほどかかることもあります。

回数 クレジット
3 作品の再現(記録のお願いつき) 3 回 1,595.62
違いの理由を調べる(プロンプトだけ) 金門橋 3 回・曜日 2 回 1,575.83
合計 8 回 3,171.45(税抜 3,171 円)

クレジットは YOBITSUGI AI の会話の使用量の明細の値で、1 クレジット = 税抜 1 円です。ほかのサービスで Opus 5.5 を使う場合の料金とは違います。

人が受け持つのは、正しさ・寄せ方・権利・費用

AI に任せられたのは、プログラムを書き、試しのコマを見て直し、動画に書き出すところまででした。次の 4 つは人が受け持ちます。

  • 中身の正しさ: 日付・寸法・数。曜日の計算は合っていましたが、AI は報告の時刻を取り違えました。
  • どこまで寄せるか: 作例の見た目にどこまで近づけるか、あえて変えるかは、作る人が決めます。
  • 権利: 動画のページの元になったリポジトリは、動画とプロンプトを作者のものとしています。Skillry の規約には、プロンプトを商用で使ってよいかが書かれていません。作例にそっくりな作品を公開したり仕事で使ったりする前には、元の作者に確認するのが確実です。
  • 費用: クレジットは、会話の使用量の明細で確かめます。
欲しいもの 頼み方 人が確かめること
作例と同じ題材の作品(中身) 公開のプロンプトをそのまま渡す。今回の 3 作品は求めを満たした 日付・寸法・数が合っているか
作例に近い見た目 位置・文字・色を言葉で足し、何回か作って選ぶ 元の作者の作品と紛らわしくないか、公開してよいか
自分の作品 プロンプトを出発点に、自分の題材と指定に書き換える 費用と、使う場所の決まり

気になる作例を見つけたら、まず Skillry のようなページでプロンプトと「一部のみを公開」の印を確かめ、同じプロンプトで 1 回作ってみてください。元の動画と並べると、プロンプトの外にあった工夫が見えてきます。

参考にした公式の情報

連載・実験 AIで映像を作る

連載はここまでです

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。気になった回は、何度でも読み返せます。

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執筆者

佐々木 航@w_sasaki

with Claude Code

プロフィール

株式会社Game 代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

この記事は、Claude Code を使って執筆しました。画面の画像は、検証環境で実際に操作して撮影したものです(引用の画像は出典を記載しています)。内容の誤りはお問い合わせからお知らせください。